押し花とは:メリットや活用法、美しく仕上げるコツについてご紹介します。
■記事の監修■
ぶるーむは、ウエディングブーケやプロポーズ花束の保存加工専門会社です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花束やプロポーズの花束を、
特殊な押し花加工で半永久的に保存をします。
昔からある、花の保存方法のひとつである「押し花」。
生花を長く手元に残したい場合に、
自宅でも気軽に作れることから親しまれ続けてきました。
厚みのある本で圧力をかけて押す昔ながらの方法が有名ですが、
現在はより美しく長持ちさせられる方法もあり、押し花のクオリティが上がっています。
今回は、押し花とはどのようなものか、メリットや活用法を中心に説明します。
さらに、現在用いられている押し花作りの方法や、
美しく仕上げるコツもお伝えします。
押し花に関する知識を深めたい方は、ぜひ最後までお読みください。
押し花とは
押し花とは、花を紙などの間に挟み押し付けて乾燥させたものと定義されています。
まずは、押し花とはどのようなものか、特徴をはじめ、
どのように生まれ親しまれてきたのかという歴史も含め見ていきましょう。
押し花とは:基本的な定義と概念
押し花は、花や葉を特定の方法で乾燥させて平らに保存する手法です。
この技術は、花の自然な美しさを長期間保持するために古くから利用されています。
具体的には、新鮮な花や葉を水分が抜けるようにゆっくりと圧迫し、
色と形を可能な限り元の状態に近づけて保存します。
このプロセスでは、花材を重い物で挟み込み、空気が触れないようにして自然乾燥させるか、
吸湿性の高い紙を用いて余分な水分を吸い取ります。
押し花作りは、ハーブや植物の葉を含むさまざまな植物材料で行うことができ、
その結果得られる作品は、
スクラップブッキング、グリーティングカード、ブックマークなどの装飾に使用されることが多いです。
また、押し花は教育的なツールとしても価値があり、
植物学の授業で実際の植物の構造を学ぶのに使用されることもあります。
押し花の技術は、美的な趣味だけでなく、
科学的な記録の手段としても重要です。
自然の形態を保持するこの方法は、植物の詳細な研究や、特定の植物種の特徴を後世に伝える手段として利用されています。
美しく、実用的で、教育的な価値を持つ押し花は、多くの人々にとって魅力的な趣味の一つです。
押し花の特徴
押し花は、生花を挟み圧力をかけた状態で乾燥させるため、
平面状に仕上がるのが特徴です。
立体的な生花が平面状になるため、
花の種類によっては元の形と異なるように見えるケースもあります。
開いた状態で押すと、花の形がよりはっきりと見えやすくなるため、
押し花にして美しさを引き立たせることもできます。
完成した押し花は、
主にラミネート加工されてしおりやシールなどとして活用されています。
最近では透明のスマホケースに入れたり、
レジンアクセサリーやキャンドル、
ネイルアートなどに押し花を取り入れる方も多いです。
押し花の起源:歴史的な背景
押し花の起源と歴史的背景には、多くの文化と時代を越えた魅力的なストーリーが存在します。
押し花の技術は、植物の美しさを保存し、
その詳細を研究するための方法として数世紀にわたって使われてきました。
押し花の最初の記録は、日本で約600年前にさかのぼります。
この時代、日本の僧侶たちは、押し花を使って宗教的な文書を装飾しました。
これは、「押し花」の技術が美術だけでなく、
精神的な表現の一形態としても重要であったことを示しています。
また、16世紀のヨーロッパでは、
植物学が科学として確立され始めた時期に押し花が広く利用されました。
自然探究の一環として、植物学者たちは新種の植物を発見し、
それを詳細に記録するために押し花を用いました。
これにより、植物の形状や構造を長期間にわたって正確に保存することが可能となり、
学術的な研究に貢献しました。
押し花はまた、ビクトリア時代のイギリスで非常に人気がありました。
この時代の女性たちは、押し花を趣味として楽しむだけでなく、
社交の場での技能としても押し花を用い、アルバムや手紙、カードを装飾しました。
この習慣は、植物への深い敬意と、自然美を日常生活に取り入れる文化的な表現を象徴しています。
現代においても、押し花はその手軽さとアートとしての可能性により、
広く愛好されています。
教育ツールとして、またはクラフトとして、
押し花は多世代にわたって親しまれ、その技術と美しさが受け継がれています。
押し花に加工しやすい花
押し花を一般家庭で作る場合、
どんな花でもきれいに仕上がるわけではありません。
一般的な美しい押し花の多くは、押し花向きの花で作られています。
ご自身で押し花を作る場合は、押し花にしやすい花を知っておくと便利です。
難易度の高い花で挑戦すると、高確率で失敗するため気を付けましょう。
押し花にしやすい花の特徴は、
「厚みがない」「水分量が少ない」「小さめ」などが挙げられます。
ドライフラワーにも同じことがいえますが、
乾燥に時間がかからない花ほどきれいに仕上がりやすいです。
押し花の場合は圧力をかけるため、花びらがあまり重なり合っていない厚みのない花が、
水分量も少なく乾きやすいと考えられます。
小さめの花が推奨されるのも、小さな方が乾燥時間が短く済むからです。
カスミソウやスターチスは立体的な花でドライフラワー向きですが、
水分量が少ないため、押し花にしてもきれいに仕上がりやすいです。
押し花に使われる代表的なお花
押し花に使用する際、適した花の選択は非常に重要です。
特定の花はその形状や質感が押し花としての美しさを高める特性を持っています。
ここでは、押し花に使われる代表的な花の種類と、それらが選ばれる理由について紹介します。
■バラ:
押し花の定番とも言えるバラは、色のバリエーションが豊富で、
花びらの形が美しいため、押し花として人気があります。
特に薄い花びらの品種は、押し花にすると特に美しく仕上がります。
■ビオラ(パンジー):
ビオラやパンジーは平たくて広がりのある花びらが特徴で、
押し花にすると形が崩れにくく、
鮮やかな色彩を長持ちさせることができます。
■アジサイ:
アジサイの花は、色のグラデーションが魅力的で、
大きな花を構成する小さな花々が集まっているため、押し花としても独特の風合いを演出します。
■コスモス:
コスモスは薄くて大きな花びらが特徴で、押し花にするとエレガントな形を維持しやすいです。
そのデリケートな質感は、作品に軽やかさを加えます。
■ガーベラ:
ガーベラは鮮明な色とシンプルな形状で、押し花としても非常に人気があります。
平滑な花びらは押しやすく、鮮やかな色が長持ちします。
これらの花は、それぞれ独特の美しさを持ち、押し花としての仕上がりに大きく影響します。
選ぶ際は、花の新鮮さと健康状態も重要であり、
鮮やかな色としっかりした花びらを持つものが最適です。
押し花に適した花を選ぶことで、美しいアート作品を作り出すことができます。
押し花のメリット
押し花にはさまざまなメリットがあります。
まず挙げられるのは、長持ちすることや扱いやすさです。
切り花を長持ちさせるには水替えなどのお手入れが必要ですが、
乾燥している押し花の場合、水分は逆に避けるべきもの。
乾いた状態をキープできる環境を確保するだけでOKです。
切り花の寿命は長くても2週間程度ですが、
押し花にすれば数ヶ月~数年間保管しておくことができます。
押し花:世界各地の押し花文化
押し花の文化は、世界中で異なる形で発展し、
各地の伝統や美的感覚を反映しています。
そして、各文化の中で特有の意義を持ち、多彩な利用方法が見られます。
日本では、押し花は伝統的な芸術形式の一つとして古くから存在しています。
日本の押し花は「押し花美術」として知られ、
非常に繊細で精緻な技術が特徴です。
これは、自然の美しさを大切にし、
季節の移ろいをアートを通じて表現する日本文化の反映とも言えます。
また、花を通じて感情や季節のメッセージを伝えることが重視されます。
ヨーロッパでは、特にビクトリア時代のイギリスで押し花が流行しました。
この時期、押し花は趣味としてだけでなく、科学教育の一環としても重要視されました。
植物の詳細な研究として始まり、
後には手紙やギフトの装飾としても使用されるようになり、
社交の一環として女性たちによって広まりました。
アメリカでは、自然保護の動きと連動して押し花が人気を博しました。
特に、自然のままの美しさを保存し、教育的な資源として学校で利用されることが多くなりました。
また、アメリカの押し花アートは自由なスタイルが特徴で、
創造性豊かな表現が試みられています。
各地で押し花の文化が異なる背景には、
その土地の自然環境、歴史的背景、社会的な価値観が影響しています。
しかし、共通しているのは、
押し花が持つ自然美の保存という目的と、
それを通じた人々とのコミュニケーションの手段としての価値です。
これらの点が、押し花が世界中で広く愛され続ける理由と言えるでしょう。
押し花のメリット:自然の色や形を残せる
生花はそのままの状態ではやがて萎れて枯れてしまいますが、
押し花にすることできれいな姿を長く残すことができます。
自然のものならではの魅力を長く楽しみたい場合に最適な方法といえるでしょう。
新鮮なうちに乾燥させることで、生花の姿に近い状態で残しやすくなります。
思い入れのある花を記念に残したいときに、
押し花にするといつでもそばに置いておけます。
大切な花を形として残せるのは、
押し花ならではの大きなメリットといえるでしょう。
押し花のメリット:平面状のためコンパクトに保存できる
生花を乾燥させてできるものには、押し花のほかにもドライフラワーがあります。
ドライフラワーは圧力をかけずに乾燥させるため、
生花と同様に立体的に仕上がります。
立体花として残したい場合には最適ですが、
保管するにはそれなりのスペースが必要です。
一方、押し花の場合は平面状に乾燥させるため、
厚みがなくコンパクトに保存できます。
かさばらず省スペースのため、より多くの花を残せます。
押し花のメリット:色々な活用方法がある
作った押し花は、多様な使い方を楽しむことができます。
しおりやシールのほかにも、
フォトフレームに入れて壁飾りにすると素敵なインテリアアイテムになります。
また、キャンドルやハーバリウムに使ってもいいでしょう。
小さな押し花なら、レジンアクセサリーやネイルアートにも活用できます。
ポイントは、押し花を閉じ込めるアレンジにすることです。
剥き出しの状態では花びらが割れたり湿気や光の影響を受け劣化が進んだりするため、
何かで覆って使うと長持ちします。
ラミネート加工をしたり、
アクリル板やガラスなどで覆ったりすることで、
花が守られます。
汚れやほこりが付着することもなく、お手入れが簡単になるというメリットもありますよ。
押し花の人気の高まり
押し花の人気は、その繊細で時間を超えた美しさが評価される一方で、
文化的な背景やアートの観点により、
過去から現在にかけて幅広い層に広がっています。
歴史的に見ると、押し花は古代から宗教的、学術的な目的で利用されてきました。
特に学術研究では、植物標本としてその特性を保存する手段として重宝されてきました。
19世紀に入ると、ビクトリア時代のイギリスで押し花が特に人気を博し、
女性たちの間で一大趣味となり、社交の場でも押し花作りが行われるようになりました。
この時期、押し花は美術品としてだけでなく、
感情を表現する手段としても使われるようになります。
20世紀に入ると、押し花は教育のツールとしても使用されるようになり、
特に自然教育の一環として子供たちに植物の美しさと多様性を教える手段として活用されました。
また、この時代から押し花は手軽に楽しめるクラフトとしても再評価され、
趣味としての地位を不動のものとしました。
現代においては、
DIY文化の隆盛とインターネットの普及により、
押し花の技術やアイデアがより多くの人々に共有され、
新たなアートフォームとしての可能性が広がっています。
SNSでは押し花を使った作品が頻繁に共有され、
インテリアデコレーション、ジュエリー作り、ペーパーグッズの装飾など、
その用途は多岐にわたります。
また、環境への配慮が世界的に高まる中で、
自然素材を使ったサステナブルなアートとしての価値も見直されています。
こうした背景から、押し花は古典的な技術でありながらも、
現代のトレンドとも調和する柔軟性を持っており、
その人気は今後もさらに高まることが予想されます。
押し花を作る方法の進化
押し花作りというと、
分厚い本を重ねて圧迫する方法を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
昔から親しまれてきた方法で、
一般家庭でも気軽に押し花作りに挑戦できるメリットがあります。
ただ、この方法は気軽に取り組める反面、
乾燥までに時間がかかる、
湿度などの影響を受けやすいなど、
デメリットがあることはあまり知られていません。
押し花は意外と難しいといわれますが、
単に平面状に乾燥させることはできても美しく仕上げるのが難しいのです。
これは、押し花がなかなか普及しなかった理由でもあります。
押し花:従来の方法とさまざまな方法
花をティッシュペーパーや新聞紙で挟み、
重しをしてしばらく置くという従来の方法に加えて、
新たな方法も出てくるようになりました。
現在も押し花を時短で作る方法として伝えられている電子レンジやアイロンを使う方法は、
1980年代から取り入れられています。
ただ、一般的な方法として普及するまでには至っていません。
従来の方法では色あせにより元の花の色との変化が大きく、
イメージと違う仕上がりになってしまうことも少なくありません。
できるだけ色や形が変化しない画期的な方法が生み出されることが、
押し花の普及には欠かせませんでした。
押し花:塩化カルシウム法による押し花の多様化
一般的にはあまり知られていませんが、
押し花の色や形の変化を抑える方法として、
シリカゲル(乾燥剤)を用いた方法が取り入れられるようになります。
シリカゲル法はドライフラワー作りでは有名な方法ですが、
押し花にも用いることができます。
同じく乾燥剤の役割を持つ塩化カルシウムも、
色や形の変化が少ない押し花を作るために用いられるようになりました。
塩化カルシウムを用いる方法は昔からありましたが、
花だけでなく空気中の水分まで吸ってしまうなど、
デメリットもありしばらく普及しにくかったそうです。
その後、外包材の工夫など改良を経て、
乾燥シートで押し花を作る塩化カルシウム法として広まっていきました。
押し花に用いるシリカゲル法や塩化カルシウム法は、
従来の方法と比べて美しい押し花を作れる方法といえるでしょう。
このような方法を取り入れることもきれいな押し花を作るために役立ちますが、
ほかにも知っておきたいことがあります。
押し花の科学:色と形が保存される理由
押し花の作成過程では、科学的な原理が色と形の保存に重要な役割を果たしています。
このプロセスの核心には、適切な乾燥と圧力の適用があります。
押し花を作る際、
花や葉は通常、
吸湿性の高い紙の間に挟まれ、重い物で押しつぶされます。
この方法は、植物の細胞内の水分を徐々に除去し、
花の形を平らに保持しながら乾燥させます。
水分が取り除かれることで、微生物による腐敗が防がれ、
色素の分解も最小限に抑えられます。
これにより、花の自然な色が長期間保存されるのです。
また、花の色を保つには、花に含まれる色素の種類にも依存します。
たとえば、カロテノイドやフラボノイドといった色素は乾燥によっても比較的安定しており、
押し花のプロセスで色が保たれやすいです。
一方で、アントシアニンのような水溶性の色素は、水分と一緒に失われやすく、
色の変化が起こりやすいため、
これらの色素を含む花は押し花にする際に色が褪せる可能性があります。
押し花の形が保存されるのは、適切な圧力が花びらや葉の細胞構造を崩れにくくするからです。
細胞壁は乾燥すると硬化し、その状態で形を保つことができます。
この過程で、植物の自然な形が精確に記録され、美しく保存されるわけです。
このように、
押し花の作成は、化学と物理学の原則を応用した美しい科学アートであり、
正しい技術と知識を用いることで、
自然の美を長期間にわたって保存することが可能です。
押し花:歴史から学ぶ押し花の価値と意義
押し花の技術は長い歴史を持ち、
その価値と意義は文化的、教育的、そして美術的な側面に深く根ざしています。
この伝統は、自然の美しさを保存し、異なる時代や文化を通じて人々に影響を与え続けています。
歴史的に見ると、押し花は科学的な記録の方法としても重要でした。
植物学者たちは新種の植物を発見するたびに、
その特徴を詳細に記録するために押し花を利用してきました。
これにより、植物の研究が進み、科学的な知見の拡大に貢献しました。
また、教育の場では、
押し花が生物多様性や植物の構造を学ぶための具体的な教材として使用されてきたことがあります。
文化的な側面では、押し花は美術としての価値を持ちます。
特に日本や中国では、押し花が伝統的な芸術の一環として発展し、
絵画や書道と組み合わされてきました。
これらの作品は、繊細さと精緻さを極め、視覚的な美しさとともに、
季節の移ろいや自然への敬愛を表現しています。
さらに、押し花は個人的な記録や記念の手段としても価値があります。
特別な日、例えば結婚式や卒業などの記念に花束を押し花にすることで、
その瞬間の感情や思い出を形として残すことができます。
これにより、押し花はただの装飾を超えた感情的な価値を持つことになります。
歴史を通じて、押し花はその実用性と美術性で人々に愛され続けています。
この伝統的な技術は、自然の一瞬を永遠に留め、
後世に美と知識を伝える貴重な手段となっています。
押し花を美しく仕上げるコツ
押し花は、ただ花を圧迫して乾燥させればできるわけではありません。
せっかく作っても仕上がりが悪かったりすぐに劣化してしまったりしては意味がないため、
コツを踏まえて作ることが大切です。
きれいな押し花を作るには、
整った形に仕上がるよう丁寧に押すことと、
色あせを防ぐことを意識しましょう。
具体的には、以下のポイントを押さえて作るのがおすすめです。
素材を平らにしてまっすぐ押す
花びらが折れていたり斜めになっていたりしたまま押さないようにしましょう。
仕上がりも花の形が歪んだ状態になってしまうため、
折れや重なり合いのある部分はできるだけ広げてから押します。
圧力をかける前に花びらの形が均一なるよう全体的に整え、
垂直にまっすぐ押しましょう。
花びらが重なり合っていない厚みのない花は、形を手で整える程度で準備OKです。
ただし、厚みのある花は平らにするための工夫がもう少し必要です。
たとえばガーベラなどガクの部分が厚い花は、
そのまま押すと水分がなかなか抜けず、
乾燥する前に傷んでしまいます。
花びらの付け根を傷付けないよう気を付けながら、
ガクの部分(裏面)をカッターなどで削いで厚みを減らしましょう。
短時間で乾燥させる
なるべく重なり合っている部分がなくなるように広げたり、
厚みを削いで減らしたりすることで、
花が平らになります。
平らにしてから押すと形がきれいになるだけでなく、
水分が早く抜けやすくなるというメリットもあります。
乾燥までの時間が短いほうが、色あせしにくく美しい押し花になります。
下準備に加えて部屋の湿度を下げる、
乾燥シートを使うなどの工夫で、
できるだけ短時間で乾燥させましょう。
さまざまな工夫で、一般家庭でも押し花をきれいに仕上げることはできます。
ただ、生花と変わらないレベルの美しさをキープするには、
専門的な技術が必要です。
保存加工専門店に依頼
一般家庭では、色あせやシワなどがない美しい押し花を作るのは難しく、
生花のイメージとは違ったものになることも少なくありません。
完成度の高い押し花を作りたいなら、
保存加工専門店に依頼するのがベストです。
それぞれの花の性質に合わせた方法で美しい押し花に仕上げるだけでなく、
美しさが長期間保たれるため、より長く手元に置いて楽しめます。
また、
水分量が多く一般家庭ではきれいに仕上げるのが難しい花でも、
専門店で加工すれば美しい押し花になり長期保存できます。
押し花には不向きとされる花は保存を諦めてしまいがちですが、
専門店に相談してみてはいかがでしょう。