フォーエバーフラワー:⼿で作る“熟練の 職⼈技”

2022.01.23 / Bloom

皆さんこんにちは。

いつも記事をご覧いただき誠にありがとうございます。

本⽇は、

ぶるーむの「フォーエバーフラワー」が出来るまでを⼀挙にご紹介いたします。

きっと読み終わった頃には、「私のブーケ」も押し花にして残したい!と思っていただける
はず!ぜひご⾃⾝のブーケが、職⼈の⼿によって「世界に⼀つの押し花・プレストフラワー
アート」になる姿をイメージしながら読んでいただけたら幸いです。

本日は、

6つのカテゴリーで「フォーエバーフラワーが出来るまで!」をご紹介します。

写真も交えて、分かりやすくレポートしますので、どうぞご覧くださいね。

 

全国の花嫁さまから届いたブーケを “解体” するところから製作はスタート

数ヶ月かけて完成する、ぶるーむのフォーエバーフラワーですが、

製作は、ウエディングブーケを中心に、披露宴でご両親へプレゼントした花束や、会場装花、最近ではプロポーズの時に彼から送られた花束までと、大変幅広く扱っております。

また最近では、結婚式以外のお客様から(還暦のお祝い、お子様誕生のお祝いなど)のご依頼も多数いただいております。

ぶるーむのアトリエでは、

・お客様にとって、特別に愛しい花々を、世界に一つの押し花アートへ生まれ変わらせる。

・一輪の花に、一枚の花びらに愛情を注いで新しい命を吹き込む。

作業が日々行われています。

ここから製作がスタート!

全国のウエディング会場やお花屋さんから届いた、大切なブーケは、ぶるーむのアトリエに到着後、まず始めに撮影されます。

この撮影はとても重要で、花嫁さまが手にしたブーケの花の鮮やかさや、デザイン性、雰囲気を、押し花にしてプレストフラワーアートにそのまま再現する為です。

と同時に、ブーケや花束に使われた「花材」一つ一つを正確に書き取っていきます。それはお料理のレシピを書くように細かく的確に。この些細な作業も、美しい押し花・プレストフラワーアート完成には欠かせない要素の一つです。

撮影と花材の書き取りをおえたお花は、そこから“解体”作業に入ります。

ぶるーむのこだわりは、デザインを忠実に再現するために「花を解体する」ところから始めることです。そして、ぶるーむの作業は全て“手作業”で、とても丁寧に行っていきます。

どんなに小さな傷もお花につけないように気をつけて、部位ごとに「最小単位」まで分解します。

(↓写真上から)「ピンポンマム」や「ビバーナム」小さな「紫陽花」など小さな花びらも一枚一枚解体していきますので、とても根気のいる繊細な作業が続きます。

解体作業の次は、「押す」作業に入ります。

専用のマットを使用して、お花の種類によっては、押す=圧力を加減しながら美しい押し花にしていきます。数百種類もあるお花。それぞれの押す加減=圧力が、分かるのも熟練の職人だからこそですね。

また、パーツによっては、自然な曲線を描くように押します。

ここでポイントにしていることがあります。それは、仕上がりの“絵” すなわち花嫁さまが手にした大切なブーケを想定して行う丁寧な作業が、完成するデザインの精度を高めるということです。美しい押し花・プレストフラワーアートは、初めに行う「解体」作業から始まっているのです。

 

生花を押し花として生まれ変わらせるために、花びら一枚一枚に化粧を施す “彩色”

「解体」して、「押し」作業をおえ、「乾燥」させた花は、“彩色”作業へと進みます。

ちなみに、彩色とは「お花にお化粧を施す」ような感じです。

デザインの全体像を考えながら、細部のバランスを彩色によって整えていきます。

ここで大切なのは、本来のお花の色味を損なわないよう、花びらごとに重ねる色や塗り方を変えていき、艶を蘇らせることです。熟練の職人だからこそできる技術です。

職人の中には、筆を2本使いで、丁寧かつスピーディに仕上げる熟練者もおります。

 

ブーケに使われたパーツを組み立てて、デザイン性の高い押し花ブーケを“製作”します

彩色をおえ、美しく蘇った花びら。遂に“製作”作業に入ります。

実はその前に・・・

ぶるーむに到着してまず先に行った「撮影」の画像から、製作をイメージした“デザインスケッチ”が描かれます。

キャンパスに絵を描くように、ウエディングブーケが額の中で生き生きと咲く絵をイメージして、丁寧に描かれ、これを基に製作作業がはじまります。

製作作業は、台紙の上に、小さなパーツを組み立て、一つの花をつくります。それを繰り返し、いくつもの花をつくり、額の中に置きます。

その際、

ブーケの空気感や立体感を再現できるように、隣り合う色とのコントラストも計算しながらデザインしていきます。

熟練の職人が、積み重ねてきた技術と感覚で「オートクチュール」のように1つ1つ仕上げていきます。

ちなみに、台紙色(お花がデザインされている背景の紙を指します)は、グレーとホワイト

をご用意しており、額とブーケや花束の色味に合わせてこちらでセレクトさせていただいています。

 

この他に、一緒に届いた「リボン」などの装飾品も届いた時と同じように綺麗に配置されます。

 

専属の職人が描く美しい “カリグラフィー”が、フォーエバーフラワーを更に美しく魅せる

製作をおえたブーケ。遂にカリグラフィーが描かれます。

 

「Mariage」から始まり「おふたりのお名前」「結婚式の日付」を台紙上に、フランス語表記にて、手書きで書いていきます。

一筆一筆に祝福の想いを込めて、花の世界観に相応しい文字を描き、

押し花・プレストフラワーアートに仕上げていきます。

 

とっても緊張する瞬間!出来上がった押し花ブーケを “額入れ”

完成まで間近。

熟練の職人による、全体的なバランスを再確認して、デザインの最終チェックを済ませたら、いよいよ額入れです。

目に見えないほどの微細な塵も慎重に取り除いていき、その後、押し花・プレストフラワーを保護するためのアクリル板で密閉します。花を封じるのではなく、いつまでも額の中で生き続けるようにします。

そして、不備がないよう厳しく検品し、ついに完成!

沢山の工程をふみ、世界に1つのフォーエバーフラワーが誕生します!

それからは、丁寧に扱われ、新郎新婦さまのご自宅にと届けられます。

以上が、フォーエバーフラワーが出来るまでの全てになります。

 

最後に、なかなか普段お伝えできない

製作に携わる職人たちの想いをお届けします。

 

大切な花束やブーケの製作を担当する「職人の想い」

1997年、まだ大切なお花を“押し花”にして残すことが知られていない頃、不思議な出会いにより本で紹介されたことから、ぶるーむは誕生しました。それから・・・今年で25年。

ぶるーむは、

・結婚式や人生の美しい記憶と共に、特別に愛しい花々を「押し花アート」にかえて

・その時感じた“幸福の象徴”として、永遠に残す作業

すなわち“製作”を日々行って参りました。

年々、新郎新婦さまやご家族から届く花々は増え、アトリエの職人たちは、幸せの日に手にしたお客様の感動を想いながら、お花一つ一つを丁寧に取り扱いながら製作しております。

その際、記念品として残すのはもちろんのこと、インテリアとしてお客様がお部屋に飾りたくなるかどうかということ常に考えながら、

・花自身の持つ“動きや色味を生かすこと”

・ブーケの持つ魅力を生かす“デザイン性にこだわること”

これが、ぶるーむが、大事に続けてきたことです。

アトリエには、10年、20年熟練の職人も多く携わり、積み重ねてきた「技術と感覚」でオートクチュール作品を仕上げています。

これからも私たちは、「時間の流れにつれて、深い風合いへと変化してゆき、長く愛していただける押し花・プレストフラワーアートをお届けして参ります。

私たちの願いは、花束を贈られた人も、贈った人も、幸福になれる

“FOREVER FLOWER”をお客様の人生に、永遠に咲かせることです。

皆様、いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、「フォーエバーフラワーが出来るまで!すべて手作業で創作する“熟練の職人技”」について、

詳しくレポートさせていただきました。

  1. 「全国の花嫁さまから届いたブーケを “解体” するところから製作はスタート」
  2. 「生花を押し花として生まれ変わらせるために、花びら一枚一枚に化粧を施す “彩色”」
  3. 「ブーケに使われたパーツを組み立てて、デザイン性の高い押し花ブーケを“製作”します」
  4. 「専属の職人が描く美しい “カリグラフィー”が、アフタウエディングブーケを更に美しく魅せる」
  5.  「とっても緊張する瞬間!出来上がった押し花ブーケを “額入れ”」
  6.  大切な花束やブーケの製作を担当する「職人の想い」

新郎新婦様にとって、少しでも参考にしていただけたら幸いです。