皆さんこんにちは。
いつもぶるーむの記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、ぶるーむのフラワーパートナーでいらっしゃる“TSUTAYA DESIGN”さんをご紹介させていただきます。
TSUTAYA DESIGNのインスタグラムはこちらです!
TSUTAYA DESIGNのホームページはこちらです!
9月1日に発表しました「ぶるーむ新カタログ」の生花(フラワー)も、
すべて“TSUTAYA DESIGN”さんに監修・ご制作いただきました。
ぶるーむとのご縁も深くとても信頼を置かせていただいております。
それでは作品と共にご覧ください。
TSUTAYA DESIGN代表:蔦谷ヨシミツさんのプロフィールをご紹介
2020年4月より独立をされて、TSUTAYA DESIGNを設立。
都内老舗フローリスト責任者として従事し、その後に渡仏。
George Francoisのもとで本場のフレンチスタイルデザインを学ばれました。
帰国後、Masa Nakagawaに師事したことにより、さらにアートの次元と可能性を広げられ、
ハイブランドのデコレーションを中心に、ファッションショーや撮影ディレクション、
ウエディングなどを数多く手掛けた後、Masa & Artists取締役 兼 アートディレクターに就任。
パレスホテル東京のオリジナルブランド「MUKU」のデザイン監修やフローリストの育成の実績をお持ちです。
TSUTAYA DESIGNが、手掛けたフラワーアレンジメント
TSUTAYA DESIGNは、ハイブランドのアレンジメントを中心に、数多くのイベントを手掛けていらっしゃいます。
・SMILE D.C. Inc.
・SHE Tokyo
・HYATT REGENCY YOKOHAMA
・NUMBER 5
・LOUIS VUITTON
・HERNO
・ACE HOTEL KYOTO
・YUBUNE TOKYO
・UNIX TOKYO
・WALTS
・MOSS CROSS TOKYO
・VeLo/vetica
・FERRARI
TSUTAYA DESIGNサービス一覧
□EVENT:
パーティ、展示会、ウエディングなど、各種イベントのデコレーションデザイン
□DISPLAY:
店舗やショウウィンドウ、ご自宅に飾るフラワーアレンジメントやディスプレイなどのデコレーション
□DIRECTION:
フラワーチームに対するクリエイティブコンサルティング
□STILL:
雑誌やイベントなど、様々な分野の撮影デコレーション
TSUTAYA DESIGNブーケのご注文フローをご紹介
ご新婦さまがお持ちになられるブーケの命は、結婚式当日ピークを迎えます。
そのお花を、花らしく、花以上にこころを込めて束ね
「一生に一度しか持てないブーケ」をお届けするのが、
TSUTAYA DESIGNです。
ご注文のフロー
- ご注文:結婚式当日の4週間前までに、以下よりお申し込みください。
- お打ち合わせ:結婚式当日から3週間前までに、イメージについてお打ち合わせをします。※オンライン可
- デザイン:結婚式当日から2週間前までに、コンセプトストーリーデザインをご提案します。
- ご納品:結婚式当日にウェディングブーケをお届けします。
TSUTAYA DESIGNは、おふたりのストーリーが世界にたったひとつのブーケを創ります
ブーケや会場装花をデザインする際に、リクエストをお伺いすると同時に
「ストーリー」性を持たせるため、おふたりに様々なご質問をさせていただきます。
おふたりの声を汲み取ったあとは、デザイン画を描き、イメージ資料と共にご提案をさせていただきます。
流行りのスタイルにとらわれることなく、ご新婦様やおふたりの「想い」を当日のブーケや空間に取り入れ、
世界でひとつだけのブーケ(会場装花)をご提供いたします。
おふたりがご結婚を決めた経緯や、ご家族やゲストに対する想い、「今までとこれから」など、
それらひとつひとつを紡いでいき、おふたりのストーリーをカタチにしていきます。
TSUTAYA DESIGNウエディングデコレーションのご注文フローをご紹介
- ご注文:結婚式当日の3ヶ月前までに、お申し込みください。
- お打ち合わせ:結婚式当日から2ヶ月前までに、イメージについてお打ち合わせをします。※オンライン可
- デザイン:結婚式当日から6週間前までに、コンセプトストーリーデザインをご提案します。
- サンプル:結婚式当日から4週間前に、ゲストテーブルフラワーのサンプルをご提案します。
- 結婚式前日&当日:会場フローリストと施行、当日立ち合い&ディレクションをします。
TSUTAYA DESIGN代表:蔦谷ヨシミツさんからのメッセージ
Chapter 1調律-Tuning
Chapter 2純粋-Pure
Chapter 3色彩-Color
Chapter 4時間-Time
Chapter 5香り-Fragrance
Chapter 6笑顔-Charm
Chapter 7生命-Life
Chapter 8感謝-Thanks
まず言えることは、主役は「花」ってこと。その花を「束ねる」際、
自分が大事にしている8つの要素をそれぞれの章に分けて記載していきます。
Chapter1 【Tuning】 第一章 「調律」
組み合わせは無限。というよりは自由。という表現が近いのかもしれない。100%受け身の「彼ら」は、どんなふうに組み合わされても「共存」をしていくからだ。だから、僕ら人間が意識的にする事だけが「調律」とは限らない。必然もあれば偶然もあり、それらを踏まえ調律していくのが本質的な「調律」。キレイな花を散りばめるだけではなく、それぞれの花の咲き方、花びらの質感、葉の形状。茎の長さ、しなやかさ。色彩、時間の経過と共に変わるカラーグラデーション。そんな資質を緻密に考慮し80%は描くが、20%くらいは作りながら天性独自(花本来)の奇跡・偶発性の美に委ねる。なので、そのお花が枯れていく様も作品途中と言えるかもしれない。短期間なものではなく、その花たちが数日経ち「アドリブで共演」し始めることも「調律」に含まれていると言えるだろう。
それが僕の思う「調律」。
新たなる自然美
Chapter2 【Pure】 第二章 「純粋」
高価なお花をたくさん用いたら良い作品が生まれるかといえば、そうではありません。
良い食材をたくさん使っても、その食材の天性を引き出さなければ「本当の料理」とは
言えないように。お花も同じです。身近な花材でも予想外の「花」を再形成することができます。その為にはアイデアと創造性の突破口を切り開き「純粋」な気持ちで花と向き合う。が、大事なコトだと僕は思っています。言い換えると、「限り」を自分で勝手に作らない。と、いうことでしょうか。一つの事に長く取り組んでいると、思考がパターン化したり、過去から引き出すことをしがちかもしれませんが、そのようなコトを手放し、純粋に彼らに「目覚めて」もらう。というニュートラルな思考やピュアなハート、そして基礎的な技術が、作品にとってもお花にとっても大きく影響してくると僕は思っています。
花を花らしく花以上に。
新たなる自然美
Chapter3 【Color】 第三章 「色彩」
お花の色彩に関しては、絵画やファッションと少し異なるかもしれません。お花は生きていますから、時間と共に色彩が変わっていきます。蕾の頃はほとんどグリーンだったのに、咲いていくにつれてとても強い色を放つことがあるのも、お花の持つ特色です。また、色と言うのは「メッセージ」性も含まれています。シチュエーションによってお花の色を選ぶのも作るうえで意識しないといけない一つの要素だと思います。お花の場合はどんなにたくさんの色を組み合わせても、それらのお花の資質や形状を考慮し組み合わせればとてもキレイな作品が出来るということです。もちろん、サイズ感や分量など、「バランス」を考慮するのは言うまでもない事ですが、それが実現可能なのは「自然界」の色だからだと思います。1つのお花の中に何色もの色が入っていたりするお花の一部分をある色と組み合わせることにより生まれるグラデーション。などは、僕が感覚的に行っている特色の1つでもあります。もちろん、同系色のグラデーションもキレイですし、そこに、アクセントとしてまったく別の色を組み合わせてもキレイです。抑えた色調と明るい色調がバランスよくミックスすることで生まれる光と影、なども。
お花の「色彩」というのは、詰まるところ「流行り」なんてないんじゃないか、というコトと、人工的な色ではなく自然界の色を最大限生かすことが僕らの役目の一つでもある気がします。
新たなる自然美
Chapter4 【Time】第四章 「時間」
お花は生物なので「時間」とともに変化していきます。
蕾だったのが咲いたり、鮮やかな色だったのが少しくすんできたり、など、お花によってはさまざまに変化していきます。僕のデザインは「時間」を考慮してデザインすることが多々あります。言い換えると、数日後の彼らの変化をイメージし、花の組み合わせや配置、高低差などを前もって設計するということです。もちろん、設計通りいかないこともありますが、それは、どちらかと言えば、設計以上のカタチを見せてくれることの方が多いかもしれません。「彼ら」は時間と共に、最大限の美しさを表現しようと精一杯生きてくれていますから、それが故、設計以上の姿を僕らの前に見せてくれるのかもしれません。瞬間的なものではなく、彼ら本来の「美」に触れるのは、そのような時間を含めてこそ感じれるものだと僕は思っています。
同じ1日がないように、お花にとっても日々「時間」と共に変化しています。
新たなる自然美
Chapter5【Fragrance】 第五章 「香り」
お花は自然独特の「香り」を秘めています。そして、その香りは癒やしの効果をもあると思います。僕が花を束ねる際、それが花であれグリーンであれ、何かしら「香り」のあるものを選定します。それは視覚のみならず、嗅覚でもそのお花を楽しんでもらいたいからです。また、香りを嗅ぐ事により、その時の記憶や感情が蘇る事もあります。その様な時を越える経験が出来るのも香りの持つ植物の特質の一つだと思います。クオリティの高い造花が出回るようになりましたが、どれだけ姿形を真似したとしても、やはり生のお花の香り。これを再現することは容易ではなないことだと思います。
季節ごとに変わる花に囲まれて、自然や花の香りを嗅ぐことで「幸せの呼吸」が出来るのだと思います。
新たなる自然美
Chapter6【Charm】 第六章 「笑顔」
チャームという言葉から連想されるのは幾つかあると思いますが、「直線的」というよりは「曲線的」。「角」があるというよりは「丸み」がある。というように、僕が何かを作る際、意識的にも無意識的にも特に大事にしていることの一つがこのチャームです。お花や作品は「大人」だけのものではなく、「みんな」のものだから、「みんな(人間)」の本質的な部分を追求していくと、どうしてもそのチャームが欠かせないと僕は思っているからだと思います。そしてそのチャームがデザインに含まれることによって、そのお花を受け取った人に「笑顔」が生まれると僕は思っています。また、このチャームというのが、僕らプロフェッショナルなデザイナーが技術を駆使する大事な要素の一つだとも思っています。
なぜならお花は、それ自体十分に美しく可愛いからです。
1種類のお花を束ねるだけでも十分に美しいのがお花の素晴らしさです。ただ、その1種類のお花だけではなく、さまざまなお花を技術を駆使し「組み合わせる」ことで1種類とはまた違う次元の美しさが表現できます。おしゃれなデザインを作るというのは簡単なことで、そこにちょっと崩れたところを作り「色気」を出すことによりチャームが生まれるのかもしれません。それは自分の持つ創造性が自由であればあるほど、そして、玄人の様な発想ではなく素人のような発想をも持って固定概念をなくすほど、チャームが生まれやすいのかもしれません。第2章でも先述しましたが、ニュートラルな思考やピュアなハート。で、日々お花と共に過ごすことでチャームな作品を生みだせるのだと思います。
新たなる自然美
Chapter7【Life】第七章 「生命」
花を生かす=生ける。
花は道具じゃない。愛する対象であり生かすべきもの。花にも意思があることを信じている。ただ、声はない。その声に「心」で反応すること。僕が長年お花に携わり、年々大切に感じていることです。土から切られた花は、残りの「生命」を全力で生きます。少し寂しい言い方になりますが、時間と共に変化し、そして「死」に、向かっていきます。花を扱う自分たちはそれを「意識」し、花と接する使命があるのだと思います。「花」そのもの「自然」そのものには流行りはありません。どれも「人間」がやっていることです。だからか、僕はそんな道具のような「感覚」で花と携わっていたらなんの深みもないモノが出来てしまうと個人的には思います。もちろん何が正解かは僕にはわからない。ただ、少なからず愛を持って接している人は同時に「丁寧」に花と接している人だと思います。
花、一本一本に僕らと同じ「命」があります。
その命を愛で、携わるのが僕らの「根幹」にとても必要なことだと思います。そしてそのように接していたら同じ生き物だし、花に愛されるようになるもしれません。いや、たとえ愛されなくても「花が味方」になってくれるのかもしれません。そしてその「花が味方」してくれた作品というのは個人の力では努力しても得ることのできない、奥行きのある感慨深い作品が生まれるんじゃないかと、僕は思うわけです。
Nouvellebeauté
新たなる自然美
Chapter8【Thanks】第八章 「感謝」
花に感謝をするということ。自分の手元にきてくれた花に感謝を。それが原点です。
花にも魂がある。動物にもそう。人間と同じ魂。
花は大地から切り取られた「スター」。
スターの向き合い方を大切に、そして感謝するコトで、花があなたを「スター」にする。
花はみなつながってる。これは生花に携わり、花の道の先輩でもある母から贈られた言葉です。
花に巡り会い、
花を知り、
花とともに創造(いけ)る。
それが
TSUTAYA DESIGNの流儀であり、
蔦谷ヨシミツの信念でもある。
色彩・水々しさ・躍動感、
そんな花と植物の機能美を調律し、
偶然と必然を繋いで
「新たなる自然美」へと
導き続ける。
Nouvellebeauté
新たなる自然美
蔦谷 ヨシミツ
Yoshimitsu Tsutaya