花束や切り花を長持ちさせるコツ:寿命と延命の方法についてご紹介します。
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■本記事の監修■
ぶるーむは、ウエディングブーケやプロポーズ花束の保存加工(アフターブーケ)の専門会社です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花束やプロポーズの花束を、
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※当社はアフターブーケをフォーエバーフラワー(永遠に咲き続ける花束)と表現します。
花束や切り花を長持ちさせるコツ:寿命と延命の方法
美しい花束や切り花を受け取ったとき、その花をできるだけ長く楽しむための管理方法をご存じですか?
花束は鉢植えに比べると寿命が短い傾向にありますが、適切なケアを施せば、
予想以上に長く美しさを維持することが可能です。
この記事では、花束や切り花の寿命の目安と、それを延ばすための具体的な方法について解説します。
花束や切り花の寿命はどのくらい?
花の寿命は季節や花の種類、そして保管環境によって異なります。
受け取るまでの流通の段階でも状態が変わるため、同じ種類の花でも管理次第で寿命が大きく変わることもあります。
ここでは、季節や花の種類に応じた一般的な寿命をまとめました。
季節ごとの花束の寿命
- 春・秋:7〜10日程度
- 夏:4〜5日程度
- 冬:10〜15日程度
夏場は特に気温の影響で花が早く傷みやすいため、こまめな水替えが必要です。
一方で冬は低温環境が保たれるため、比較的長く楽しむことができます。
花を長持ちさせるための環境とケア
花は温度と水が重要な要素であり、少しの工夫で寿命を延ばすことが可能です。
- 室温を低く保つ:特に夏場はエアコンの効いた部屋で管理することがおすすめです。
- こまめな水替え:水が濁ると菌が繁殖し、花の寿命を縮めます。2日に1度は新しい水に交換しましょう。
- 茎を斜めにカット:水の吸い上げを良くするため、茎の先端を斜めに切ります。切り口は水中でカットするのが理想的です。
- 咲き終わりの花を取り除く:傷んだ花を放置すると、エチレンガスが発生し、他の花の劣化を早めます。
蕾の花を最大限に楽しむためのポイント
ユリやトルコキキョウのように蕾を含む花は、
咲き始めから終わりまで異なる表情を楽しめるのが魅力です。
初めに開いた花が枯れても、次々に蕾が開花するため、長期間飾る価値があります。
花束や切り花の寿命は、季節や花の種類、保管環境によって異なりますが、適切なケアを行えば数週間にわたり楽しむことが可能です。 特に夏場はこまめな水替えが重要で、冬場は低温を維持することで寿命を延ばせます。長持ちする蘭系やカーネーションを選ぶとより長く飾れ、咲き終わりの花を早めに取り除くことで他の花も美しさを保てます。蕾の多い花は、開花プロセスを楽しむことで、より満足度の高い花飾りを実現できるでしょう。
花束をもらったときにするべきお手入れ:寿命を延ばすための具体的な手順
大切な花束を受け取ったら、その美しさをできるだけ長く保つための初期のお手入れが重要です。
ラッピングの取り外しから水切りまで、花束を最適な状態で楽しむためのステップを詳しく解説します。
ラッピングを外す:花が呼吸しやすい環境を整える
まず、花束を受け取ったらフィルムや紙、リボンを取り除きましょう。
保水用のアルミやフィルムも外し、茎が自由に水を吸い上げられるようにします。
- 紐を外すポイント
花束を束ねている紐は、基本的に取り除くのが理想です。ただし、花が崩れてしまうのが気になる場合は、軽く束ね直すと良いでしょう。紐がきついと茎が圧迫され、水を十分に吸い上げられなくなるため注意が必要です。 - そのまま飾れる花束の場合
花屋でアレンジされている一部の花束は、そのまま飾ることを想定してまとめられているものもあります。その場合でも、軽くほぐして風通しを良くすることでさらに長持ちさせられます。
水揚げと水切りの重要性:再度の水切りで花の寿命を伸ばす
花束は花屋で一度水揚げ(水を吸い上げる準備)がされていますが、
自宅で再度水揚げを行うことで、より長く楽しむことができます。
水切りは、茎の導管内に空気が入らないようにするための基本的な手順です。
水切りの正しい方法
- 容器に水を張る:バケツや洗面器など、十分な深さのある容器を用意しましょう。
- 水中でカットする:茎を水の中に浸けたまま、斜めにカットします。これにより導管内に空気が入らず、水を効率的に吸い上げます。
- 切り戻しの目安:
- 茎が傷んでいない場合:1〜2cm
- 茎が痛んでいる場合:3〜5cm
斜めにカットする理由は、水に触れる断面を広くすることで吸水効率を高めるためです。園芸用の切れ味の良いハサミを使い、導管を潰さないよう注意しましょう。
エコゼリーは一時しのぎとして使用
エコゼリー(保水剤)は花束を一時的に保湿するためのもので、長期間の使用には向きません。
花瓶に移し替える前に取り除くことをおすすめします。
ゼリーは数日で乾いてしまうため、そのままにしておくと花が水分不足で枯れてしまう原因になります。
花瓶に飾る際のポイント
清潔な花瓶を用意し、たっぷりの水を入れて花を生けましょう。
水を多く吸い上げるので、花瓶は小まめに水を補充することが大切です。
花が窮屈にならないよう、ゆとりのある花瓶を選ぶと花が傷みにくくなります。
すぐにお手入れできない場合の対処法
外出先や忙しいときには、花束を涼しい場所で一時保管することで水分不足を防げます。
茎の根元を保水シートで包まれている場合、そのままの状態で横に寝かせ、
直射日光を避けるようにしましょう。
また、持ち運ぶ際には茎を下にし、花への負担を軽減しましょう。
花束を受け取ったら早めにラッピングを外し、再度水揚げを行うことで花の寿命を延ばせます。 水切りでは茎を斜めにカットし、清潔な花瓶にたっぷりの水を用意することがポイントです。エコゼリーは一時的な対策に過ぎないため、早めに水に移し替えましょう。もしすぐにお手入れができない場合は、涼しい場所で保管することで、花が元気な状態を保てます。
このように適切なお手入れを施すことで、花束の魅力を長期間楽しむことができるのです。花を大切に扱うことで、その一輪一輪がより鮮やかに日常を彩り続けてくれるでしょう。
花束・切り花を長持ちさせるための管理方法:日常の工夫で寿命を延ばす
大切な花束や切り花をできるだけ長く楽しむには、日々の管理が欠かせません。
少しの工夫と定期的なお手入れで、花の美しさを維持し、寿命を延ばすことができます。
毎日の水交換から置き場所の選び方、特別な水揚げ方法まで、具体的な管理方法を詳しく解説します。
水を毎日交換し、花瓶を清潔に保つ
水の清潔さは花の寿命に直結します。 水が汚れるとバクテリアが繁殖し、花の茎が詰まって水を吸い上げにくくなります。
- 毎日水を交換し、水が濁る前に清潔な状態を保ちましょう。冬場は1〜2日おきでも問題ありません。
- 花瓶は洗剤でしっかり洗浄し、ぬるつきが残らないようにしましょう。
- 茎の汚れも専用の洗剤や流水で洗い流すことで、より効果的に管理できます。
水揚げを定期的に行い、花の吸水を促す
花を長持ちさせるためには、水揚げが重要です。
これは、茎がスムーズに水を吸い上げるための準備をする工程です。
水揚げの種類と方法
- 水切り:水中で茎を斜めにカットし、導管内の空気を防ぎます。これにより水の吸収効率が向上します。
- 湯揚げ:バラなど水が上がりにくい花に適用する方法です。
- 茎の根元を10〜20秒間お湯に浸し、その後すぐに冷水に戻します。
- 湯気で花が傷まないように、新聞紙で茎を包んでから行います。
- 焼き揚げ:ポインセチアなどの樹液が出る花には、茎の切り口を火で焼いて閉じる方法が効果的です。
- 叩き割り:ツツジやアジサイのように繊維状の茎を持つ花は、茎を軽く叩いて割ることで水の吸い上げが良くなります。
置き場所に気をつけ、高温多湿を避ける
高温や多湿の環境は花の大敵です。花を早く咲かせてしまい、寿命を縮める原因となります。
- 直射日光の当たる場所やエアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
- 水温の上昇を防ぐため、涼しい場所に飾ることが理想的です。
- 多湿はカビの発生を促すため、通気性の良い環境を選びましょう。
咲き終わった花や枯れた葉を取り除く
花束の中で咲き終わった花は早めに取り除くことで、他の花への悪影響を防げます。枯れた部分が残ると、バクテリアが繁殖し、エチレンガスによって周囲の花の老化が促進されてしまいます。
- 枯れた葉や花はすぐに取り除き、常に花束の状態を整えましょう。
栄養剤を使って花の成長をサポートする
栄養剤(延命剤)を活用することで、花を長く楽しむことができます。
栄養剤の主な効果
- 花の色合いを鮮やかに保つ
- つぼみの開花を促進する
- 水中のバクテリア繁殖を抑える
- 導管を保護し、吸水をサポート
栄養剤を使う際は、希釈の倍率に注意しましょう。誤った濃度で使用すると、かえって花を傷める原因になります。パッケージの説明をよく確認して適切に使うことが大切です。
花束や切り花の寿命は、日々のお手入れ次第で大きく変わります。 毎日の水交換や清潔な花瓶の使用、適切な水揚げを行うことで、花が長持ちします。また、温度や湿度に気をつけ、咲き終わった花を取り除くことで、他の花の寿命を延ばせます。栄養剤を活用することも効果的ですが、使い方には注意が必要です。こうした管理を心がけることで、花束の美しさを最大限に引き出し、長期間楽しむことができます。
細やかなケアが花束の魅力を引き立て、一輪一輪の花が長く咲き誇るようにしましょう。
弱った花を元気にする方法とおすすめの花選び
花束や切り花がしおれてしまっても、正しい対処法を行えば再び元気を取り戻せることがあります。
花が弱ったときの対策と、長く楽しめる花の選び方について具体的に解説します。
花が弱ったときの適切な対処法
花が水を吸い上げられなくなったり、しおれてしまった場合は、迅速な対応が大切です。
茶色く枯れる前に適切な手入れをすれば、美しさを取り戻すことができます。
深水法で水の吸い上げをサポート
水切りをしても花が回復しない場合、深水(ふかみず)法を試してみましょう。
- やり方:茎の半分が水に浸かる深さまで花瓶に水を入れ、40分ほど置きます。
- 効果:水圧がかかり、茎がしっかりと水を吸い上げられるようになります。
浮き花として再利用する
花が完全に元気を取り戻せなくても、花首部分を切り取り、
水を入れた小皿やボウルに浮かべる「浮き花」として楽しむ方法もあります。
- メリット:水に直接触れているため、水分が吸収されやすく、花が長持ちします。
- 折れた花にも活用可能:茎が折れてしまった花も、浮き花にすれば最後まで楽しめます。
長持ちする花の種類とフラワーアレンジメント
花束を贈る際は、もらった相手が長く楽しめるよう、日持ちする花を選ぶことが大切です。
ここでは、長持ちする花と人気のアレンジメント例を紹介します。
葉物を多用したナチュラルなアレンジメント
葉物を多く使った花束は、1週間以上楽しめることが多く、
花が終わった後も葉の美しさを楽しめます。
ナチュラル系のデザインは、インテリアとしても映えるため人気です。
ヒマワリ・アルストロメリアを使った夏の花束
- ヒマワリやアルストロメリアは、適切なケアで1週間程度持ちます。
- オレンジや黄色の花は、元気な印象を与え、夏の部屋を明るく演出してくれます。
- 注意点:ヒマワリの茎は水に浸かるとぬめりやすいので、こまめに洗いましょう。
カーネーションを使った赤いアレンジメント
- 赤いカーネーションは季節を問わず人気があり、1〜2週間楽しめます。
- スターチスなどを組み合わせることで、より長く華やかさを保つことが可能です。
カラー・オンシジュームで彩る黄色の花束
- カラーやオンシジュームは1週間以上日持ちし、豪華な黄色の花束を作ります。
- 明るく元気な色合いが、贈る相手の気持ちを明るくしてくれます。
マム・ユリ・トルコキキョウを使った秋のアレンジメント
- マム(菊)、ユリ、トルコキキョウは10日以上楽しめるため、長期的に飾るのに最適です。
- 淡い紫や白の色合いは落ち着いた雰囲気を演出し、秋のインテリアにもぴったりです。
花束や切り花が弱ってしまっても、適切なお手入れや工夫で元気を取り戻すことが可能です。 深水法や浮き花を活用することで、花を最後まで楽しむことができます。また、花束を贈る際には、日持ちする花やアレンジメントを選ぶことで、相手がより長く花を楽しめるよう配慮することが大切です。葉物や長持ちする花を組み合わせたアレンジメントは、季節を問わず喜ばれます。贈る側も受け取る側も、花のある生活で心を豊かにしてみませんか?
心を込めた花束を正しくケアし、一輪一輪の花を長く楽しむことで、日々の生活が一層彩り豊かなものとなるでしょう。
■当社ぶ.る.-むについて■
会社名:株式会社 ぶ.る.-む
本社:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2丁目3−13
東京アトリエ:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2-11-3 3,4,5F
岡山アトリエ:〒703-8247 岡山県岡山市中区さい東町2-2-10
インスタグラム(押し花のある暮らし)※押し花のお教室のご案内
■当社ぶ.る.-むまでのアクセス■
電車:
東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩3分
バス:
渋谷から東急バス渋11などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
二子玉川から東急バス渋12などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
お車:
246を用賀方面へ、駒沢大学駅交差点で右折して100m
※駐車場はございません
■当社ぶ.る.-むの概要■
“あなたにとって特別なお花をどんな風に残したいですか”
人生の美しい記憶にアートにかえて、永遠に残す。
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私達ぶ.る.-むがお届けするのは、そんな一生の価値を持つ宝物です。
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