引出物の基礎知識:アイテム選定のアドバイスについてご紹介します。
結婚式における大切なおもてなしの一つが引出物です。
年齢層や好みが異なるゲストに対して、どんな品物を贈るかは悩みどころです。
ここでは、引出物の基本知識から選び方までを詳しく紹介します!
■本記事の監修■
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引出物の基礎知識!何のためにお渡しするのか?
引出物とは?
結婚式に出席するといただくことが多い引出物は、ゲストへの感謝のしるしとしてお渡しする重要なアイテムです。
一般的に、引出物は三つの品物で構成されます。
引出物の三つの品物
- 引出物:タオルや食器など、形に残るもの。
- 引菓子:バウムクーヘンや焼き菓子など、形に残らないもの。
- 縁起物:鰹節や昆布など、縁起担ぎの品。
引出物の歴史と役割
そもそも引出物とは、ゲストからいただいたお祝いへのお礼として両家から贈る記念品です。
引菓子は、もともと披露宴で提供される料理の一部をお土産として持ち帰る習慣が始まりで、ゲストの家族に楽しんでもらうためのお土産とされていました。
縁起物は、引出物と引菓子の二品では「割り切れる」という意味合いから縁起が悪いとされ、三品目として加えられました。
これには縁起を祝い、担ぐための役割があります。
これらの知識を踏まえ、ゲストに喜ばれる素敵な引出物を選びましょう!
引出物の選び方!贈り分けはしてもいいのか?
引出物の選定方法
基本的に、引出物は式場の提携ショップから選ぶのが一般的です。
式場から提供されるパンフレットを元にアイテムを選び、発注・納品・検品・当日のセッティングまでを式場スタッフが行うため、新郎新婦の手間が省けます。
また、トラブルが発生した場合も迅速に対応してくれるので安心です。
しかし、特定のアイテムにこだわりがある場合は、持ち込みを検討することもできます。
この場合、事前に式場に相談し、持ち込みの可否や持ち込み料について確認しましょう。
持ち込みには、式直前や当日のトラブルに対応できないリスクが伴うことも理解しておく必要があります。
ゲストによって贈り分けは可能?
多くの新郎新婦が悩むのが、ゲストによって引出物を贈り分けるべきかという点です。
祝儀額が異なる場合、それに見合う引出物を渡すべきか、一律同じものを渡すべきか悩むことが多いです。
本来のマナーとしては、全員に同じものを渡すことが基本ですが、最近では祝儀額に合わせて贈り分けるケースも増えています。
ただし、細かすぎる贈り分けは避けた方が良いでしょう。贈り分けが複雑になると、間違いのリスクが高まります。
式場スタッフと相談しながら、適切なアイテムを選定しましょう。
引出物の金額って?~平均的な相場について知りたい!~
引出物の相場とは?
引出物の相場は、一般的にゲストからいただくご祝儀の1割程度が目安とされています。
この割合を基に、それぞれのゲストに適した引出物を準備するのが基本です。
立場に応じた引出物の金額設定
事前にお祝い額が予測できる友人や、結婚式前にお祝いをいただいている親族に対しては、お返しの金額も想定しやすいです。
しかし、会社関係の上司や恩師については、悩むこともあるでしょう。
その場合は、友人よりも少し多めの金額で引出物を用意するのが無難です。
もし、当日予想以上のお祝いをいただいた場合は、結婚式後に内祝い返しとして対応しましょう。
引出物はどこまで渡すもの?~両親には準備をするのか~
両親への引出物は必要?
「引出物を両親にも渡すべきか?」という質問はよく聞かれます。
引出物を渡すかどうかは、結婚式の主催者によって変わります。
昔は両親が主催するのが一般的だったため、両親に引出物を用意しないケースが多かったです。
しかし、最近では新郎新婦が主催することが増え、両親にも引出物を用意することが一般的になっています。
ただし、結婚式の費用を両親が援助している場合や、招待状の差出人が両親である場合は、引出物を用意しないこともあります。
もし両親に引出物を渡さないことが気になる場合は、結婚式後に別のプレゼントを用意することも一つの方法です。
親御さんへの感謝の気持ちをどう表現するかは、個々の家族の状況に合わせて検討しましょう。
引出物選定のポイント!~人気&避けたい引出物~
喜ばれる引出物
- 実用的で困らないもの
- 高級感のあるもの
- 自分がもらって嬉しいもの
ゲストの立場になって考えたとき、実用性が高く、いくつあっても助かるアイテムは喜ばれます。
また、結婚式という特別な場にふさわしい高級感のある引出物は、ゲストに対する配慮を感じてもらえます。
避けた方が良い引出物
- 新郎新婦の写真や名前入りのもの
- 大きくて重すぎるもの
- 個性的すぎるもの
ゲストが持ち帰る際の負担を考え、大きすぎたり重すぎる引出物は避けましょう。
また、新郎新婦の写真や名前入りのアイテムは好みが分かれるため、避けるのが無難です。
個性的すぎるアイテムも、ゲスト全員が喜ぶとは限らないので注意が必要です。
まとめ
引出物の基礎知識からアイテム選定のポイントまでを紹介しました。
結婚式に招待するゲストが多ければ多いほど、また異なる立場のゲストがいるほど、引出物選びは悩むものです。
しかし、時間と心をかけて選んだ引出物は、ゲストへの「感謝とおもてなし」の気持ちを伝える大切なアイテムです。
この記事を参考にして、ゲスト全員が喜ぶ引出物を選んでください。
引出物選びを通じて、結婚式がより思い出深いものになることを願っています。