結婚式:披露宴での父親謝辞の基本構成と例文についてご紹介します
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■本記事の監修■
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披露宴での父親謝辞の基本構成と例文集
披露宴の締めくくりに行われる「父親謝辞」は、
新郎新婦の親族を代表して感謝の気持ちを伝える重要なシーンです。
しかし、多くの方が何を話せば良いのか迷うことがあるでしょう。
この記事では、謝辞をスムーズに準備するためのポイントや、参考にできる例文を詳しくご紹介します。
謝辞の役割とは?
披露宴での謝辞は、親族代表としてゲストへの感謝を伝え、
新郎新婦を祝福し、エールを送る場面です。
伝えられる内容次第で、感動的なひとときが演出され、
ゲストにとっても心に残る時間となります。
かつては新郎の父が謝辞を述べるのが一般的でしたが、近年では以下のように形式が多様化しています。
- 新婦の父が謝辞を行う場合
- 新郎新婦自身が謝辞を述べる形式
- 親族以外の尊敬する人物による謝辞
謝辞の基本構成は「3部構成」
謝辞を準備する際、まずは構成を明確にすることが重要です。
多くの場合、謝辞は以下の3つのパートに分けて考えるとスムーズに進められます。
【序盤】自己紹介とゲストへの感謝
最初に簡単な自己紹介と、結婚式に参加してくれたゲストへのお礼を述べましょう。
たとえば、以下のような一言から始めると良いでしょう。
例文:
「本日はお忙しい中、私たちの息子○○と△△さんの結婚式にご出席いただき、誠にありがとうございます。」
【中盤】新郎新婦へのメッセージ
新郎新婦の成長やエピソードに触れ、夫婦としての門出を祝福します。
また、これからの未来に向けたエールを送るのも良いでしょう。
例文:
「○○が小さい頃から成長していく姿を見てきましたが、今日のような素晴らしい日を迎えられたことに、親として胸がいっぱいです。」
【終盤】力添えのお願いと締めの言葉
最後はゲストへのお願いや締めくくりの挨拶でまとめます。
温かみのある言葉で締めると感動的な印象を与えられます。
例文:
「これからもお二人を見守り、お支えいただければ幸いです。本日は誠にありがとうございました。」
■謝辞を準備する際のポイント
- シンプルでわかりやすい文章を心がける
謝辞の長さは1~3分程度が目安です。長すぎるとゲストに負担がかかるため、簡潔にまとめましょう。 - 気持ちを込めて話す
原稿に書いた内容をただ読むのではなく、心を込めて話すことが大切です。 - 新郎新婦とのエピソードを交える
個人的なエピソードを少し入れると、聞き手にとってより温かいスピーチになります。
■謝辞の形式に悩んだらプロに相談
謝辞をどのように構成すれば良いか迷った場合は、
プロの司会者やプランナーに相談するのも一つの手です。
また、結婚式のテーマに合わせて柔軟に内容を変えることも検討してください。
披露宴での父親謝辞は、感謝の気持ちをゲストに伝え、新郎新婦を祝福する大切なスピーチです。「自己紹介・ゲストへの感謝」「新郎新婦へのメッセージ」「締めの挨拶」の3部構成を基本とし、簡潔で温かみのある言葉を選びましょう。形式にとらわれず、新郎新婦やゲストにとって心に響く内容にすることがポイントです。スピーチに不安を感じる場合は、専門家のアドバイスを受けるのもおすすめです。準備を整えて、大切な日の感動を共有しましょう。
結婚式_序盤の謝辞ポイント:自己紹介とゲストへのお礼の書き方
披露宴での謝辞は、最初に自己紹介とゲストへの感謝を伝えることが基本です。
この序盤の挨拶部分は、謝辞全体の印象を左右する重要な要素です。
具体的な例文とともに、効果的な挨拶のコツを解説します。
自己紹介の重要性と例文
謝辞の冒頭では、自分が新郎新婦にとってどのような立場なのかを明確に伝えることが大切です。
簡潔でわかりやすい自己紹介を心がけましょう。
また、新郎の父以外の親族が挨拶をする場合には、
自分の立場に適した言葉を選びましょう。
【例文1】
「ただいまご紹介にあずかりました、新郎の父の〇〇〇〇と申します。
両家を代表いたしまして、一言ご挨拶をさせていただきます。」
【例文2】
「新婦の父、〇〇〇〇でございます。親族を代表して、僭越ながらご挨拶を申し上げます。」
【ポイント】
- 役職や立場を示す言葉(「父」「母」「叔父」など)を適切に選びましょう。
- 丁寧な表現を心がけ、聞き手に安心感を与えるトーンで話すと効果的です。
ゲストへの感謝を込めた挨拶
続いて、ゲストへの感謝の気持ちを伝えることが重要です。
この部分で感謝の心をしっかり表現することで、温かい雰囲気を作り出せます。
【例文】
「皆さま、本日はご多用中にもかかわらず、
私どもの息子○○と△△さんの結婚式にご列席いただき、誠にありがとうございます。」
【例文(媒酌人がいる場合)】
「また、本日の媒酌をお引き受けいただきました〇〇様ご夫妻には、深く感謝申し上げます。
お二人のご協力のおかげで、この良き日を迎えることができました。」
【例文(故人への想いを含めて)】
「もし妻(夫)が存命でしたら、皆さまに祝っていただいたことをどれほど喜んだことでしょう。
本日、皆さまのご厚意に深く感謝申し上げます。」
感謝を伝える言葉を状況に応じてアレンジ
ゲストへのお礼は、季節や天候、状況に応じて柔軟にアレンジすると、
より心に響くスピーチになります。
【例文(雨天の場合)】
「本日はあいにくのお天気の中、ご足労いただき誠にありがとうございました。
皆さまのおかげで、無事に結婚披露宴を執り行うことができました。」
【例文(猛暑や寒波の場合)】
「お暑い中、また寒さの厳しい中、
多くの皆さまにご出席いただきましたこと、心より御礼申し上げます。」
忌み言葉に注意した表現を心がける
結婚式では「切れる」「別れる」などの忌み言葉を避ける配慮が必要です。
また、「忙」という漢字も縁起が悪いとされるため、
「ご多用中」などの表現に変えると良いでしょう。
【例】
✖「お忙しい中、ありがとうございます。」
〇「ご多用中にもかかわらず、お運びいただきありがとうございます。」
■補足情報:
忌み言葉を含む文章を自動チェックできるツールもありますので、事前に確認すると安心です。
謝辞の序盤では、自己紹介で自身の立場を明確にし、ゲストへの感謝を伝えることで、聞き手に好印象を与えることがポイントです。また、天候や季節に応じた配慮のある表現を取り入れることで、温かみのある挨拶になります。忌み言葉の使用には細心の注意を払い、適切な表現を選びましょう。準備をしっかり行い、大切な日を成功へ導きましょう。
結婚式_中盤の謝辞:新郎新婦への想いを伝えるメッセージ
披露宴での謝辞の中盤は、新郎新婦への心温まるメッセージを語る重要なパートです。
ゲストにも二人の魅力が伝わるよう、親としての想いを込めた言葉を紡ぎましょう。
具体的な例文と、心に響くメッセージのポイントをご紹介します。
新郎新婦へのエピソードを交える
中盤のメッセージでは、新郎新婦の人柄や成長過程が伝わるエピソードを織り交ぜると、
より感動的な挨拶になります。
親だからこそ語れるエピソードを大切にしましょう。
【例文】努力家の新郎へのメッセージ
「〇〇(新郎)は一人っ子として育ちましたが、野球を通じて多くの友人に囲まれ、明るい日々を過ごしていました。試合で悔しい思いをしたとき、庭で日が暮れるまで素振りを続けた姿を今でも思い出します。その努力を惜しまない性格が、春子さん(新婦)という素晴らしい伴侶とのご縁を引き寄せたのだと思います。」
【例文】心優しい新郎へのメッセージ
「〇〇は子どもの頃から優しい兄でした。自分のものを妹に譲るような姿を見て、時に頼りなさも感じていましたが、〇〇さんに出会ってからは、穏やかさに加え芯の強さも感じられるようになりました。これから二人で、笑顔に満ちた家庭を築いてくれると確信しています。」
新郎新婦の未来への期待を込める
エピソードに続けて、二人の新生活への期待やエールを込めましょう。
温かく応援する言葉が、新郎新婦を励ますメッセージとなります。
【例文】
「これからの人生、二人で助け合いながら、喜びを分かち合い、困難を乗り越えられる夫婦になってほしいと願っています。今日お集まりいただいた皆さまも、ぜひこれからのお二人を温かく見守り、支えていただければ幸いです。」
メッセージ作成の注意点
1. 自分本位になりすぎない
挨拶が自分や息子(娘)の自慢話ばかりにならないように注意しましょう。結婚相手への感謝やエピソードもバランスよく織り交ぜることで、ゲストにとっても心地よいスピーチになります。
2. 褒めすぎ・けなしすぎに注意
新郎新婦を褒めるのは良いですが、過剰な褒め言葉や冗談のつもりでもけなすような言葉は避けましょう。特に結婚相手を評価する際は、相手側の親族への配慮も忘れずに。
3. 簡潔で聞きやすい言葉を選ぶ
長すぎる話は避け、1~2分程度で簡潔にまとめましょう。シンプルな言葉でも、真心が込もったスピーチであれば十分に感動を与えられます。
披露宴の謝辞で新郎新婦へのメッセージを伝える中盤は、エピソードと未来への期待をバランスよく盛り込むことがポイントです。感動を引き出すには、親としての想いを素直な言葉で伝えるのが一番効果的です。また、自分本位にならず、新郎新婦の魅力や二人の関係性を中心に据えた内容にしましょう。準備をしっかり行い、感謝とエールを込めた挨拶でゲストの心を動かすスピーチを目指してください。
結婚式_終盤の謝辞:力添えのお願いと締めの言葉
披露宴の謝辞を締めくくる終盤では、ゲストへの支援や指導をお願いし、
感謝の言葉で挨拶をまとめることが大切です。
効果的な例文と共に、温かく感謝を伝える方法を解説します。
力添えのお願い:新郎新婦の未来を支える言葉を
新郎新婦が新たな家庭を築く中で、ゲストからの支援や指導をお願いする一言を加えることで、
感謝とともに今後の協力を依頼できます。
状況に応じた表現を選びましょう。
【例文:ゲストに支援をお願いする】
「二人はこれから新しい家庭を築いていく中で、
さまざまな困難に直面することもあるかと存じます。
その際には、
どうか皆さまの温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。」
【例文:ゲストの指導を仰ぐ】
「未熟な二人ではございますが、
これから夫婦として成長していく中で、
皆さまのご指導や励ましが何よりの力となります。
どうか引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。」
【例文:海外に転居する場合】
「二人は間もなく英国に拠点を移す予定です。
慣れない土地での生活に戸惑うこともあるかもしれませんが、
今日ここで祝福していただいた皆さまの励ましを胸に、
必ず乗り越えていくと信じています。
これからもどうぞ変わらぬご支援をお願いいたします。」
締めの言葉:感謝とお詫びで挨拶をまとめる
最後に、ゲストへの感謝を改めて述べ、
宴席での不手際があった場合へのお詫びを含めた締めの言葉で、
挨拶を締めくくりましょう。
【例文:感謝を込めた締めの言葉】
「本日は、不慣れな席で至らない点もあったかと存じますが、何卒ご容赦くださいませ。最後になりますが、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、両家を代表してお礼の言葉とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」
【例文:簡潔な挨拶の締め】
「本日は、多くの皆さまにお集まりいただき、心より感謝申し上げます。不行き届きの点がございましたら何卒お許しください。皆さまの今後のご健康とご繁栄をお祈り申し上げまして、締めの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。」
■力添えと感謝を伝えるポイント
- ゲストに対する敬意を示す
ゲストへの配慮を忘れず、感謝とお願いを丁寧に述べることが重要です。 - 状況に合わせた表現を選ぶ
新郎新婦の立場や将来の計画(例:転居や留学)に応じて、適切な言葉を選びましょう。 - 簡潔で真心のこもった言葉を
挨拶が長すぎると退屈に感じられることもあります。要点を押さえつつ、温かみのある言葉を選びましょう。
披露宴の謝辞の終盤では、新郎新婦を支える力添えのお願いと、ゲストへの感謝の言葉を丁寧に述べることが大切です。感謝の気持ちを改めて伝えることで、披露宴全体の印象がより温かくなります。また、挨拶を通じてゲストとの絆を深めるチャンスでもあります。準備を万全に整え、大切な場面を心に残るものにしましょう。