ドライフラワーに適した花とその美しく仕上げる方法について解説いたします。
■本記事の監修■
当社ぶ.る.-むは、ウエディングブーケやプロポーズ花束の保存加工(アフターブーケ)の専門会社です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花束やプロポーズの花束を、
特殊な押し花加工で永久的に保存をします。
※当社ぶ.る.-むはアフターブーケをフォーエバーフラワー(永遠に咲き続ける花束)と表現します。
ドライフラワーに適した花とその美しく仕上げる方法
ドライフラワーは、生花に比べて数倍長い期間楽しむことができ、
花の美しさを長く保つ素晴らしい方法です。
しかし、誰もが最初に挑戦した際にうまくいかないことがあります。
特に、ドライフラワーにする花の選び方が重要な要素となります。
この記事では、どの花がドライフラワーに適しているか、
そしてそれらを美しく仕上げるためのコツをご紹介します。
ドライフラワーに適した花の特徴
ドライフラワーを作る際には、最初に選ぶ花が結果に大きな影響を与えます。
なぜなら、すべての花が乾燥してもその美しさを保つわけではないからです。
ドライフラワーに向いている花の特徴は、
まるでパズルのピースがぴったりはまるように、
以下の3つの要素が揃っています。
水分量が少ない花
花の水分量が多いと、乾燥する過程でしぼんだり、色が悪くなることがあります。水分が少ない花は、乾燥しても形や色を保持しやすく、きれいなドライフラワーが作りやすいです。
花びらに適度な厚みがある
花びらが薄いと乾燥中にパリパリと割れやすくなります。適度に厚みのある花びらは、乾燥しても形を保ちやすく、より美しい仕上がりになります。
色が濃い
濃い色の花は、乾燥後も色が鮮やかに残りやすいです。色が薄い花は、時間とともに色褪せてしまうことが多いため、濃い色の花を選ぶことがポイントです。
ドライフラワー作りのコツ
きれいなドライフラワーを作るためのコツは、選んだ花をどのように扱うかにも関係しています。乾燥方法や保存方法を工夫することで、さらに長持ちさせることができます。
■乾燥方法
風通しの良い場所で花を吊るすことが基本です。日光が直接当たる場所は色褪せの原因となるので避けましょう。温度が高すぎる場所も花の質を悪くする可能性があるため、涼しい場所を選びましょう。
■保存方法
ドライフラワーは湿気を避けることが大切です。保存する際は、密封できる袋や箱を使用し、乾燥状態を保ちましょう。
ドライフラワーを美しく作るためには、花の選び方が非常に重要です。水分量が少なく、花びらに厚みがあり、色が濃い花を選ぶことで、乾燥後もきれいな形や色を保つことができます。また、乾燥方法や保存方法を工夫することで、さらに長持ちさせることができます。ドライフラワーを上手に取り入れて、インテリアや生活の中で花の美しさを楽しみましょう。
ドライフラワーに最適な花の特徴とその仕上げ方
ドライフラワーは生花を長期間楽しむための素晴らしい方法です。
しかし、適切な花を選ばなければ、思うような美しい仕上がりにはなりません。
ドライフラワーに最適な花を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
ドライフラワーに向いている花の特徴と、うまく仕上げるためのコツをご紹介します。
水分量が少ない花を選ぼう
生花が時間とともに傷んでいく主な原因は、その中に含まれる水分です。果物を例にとってみましょう。水分が多い果物は早く熟し、傷んでしまうのに対して、少ないものほど長持ちします。同じことが花にも言え、水分をしっかり抜いた花ほど長期間楽しめます。
水分量が少ない花は乾燥が早く、乾燥が進む前に傷んでしまうリスクが低くなります。これにより、美しくドライフラワーとして仕上がりやすくなります。特に家庭でドライフラワーを作る際には、元々水分が少ない花を選ぶことがポイントとなります。
■乾燥に時間がかかるとどうなる?
乾燥が遅いと、花はその過程で傷みやすくなります。時間がかかると劣化が進み、乾燥前に花が痛んでしまう可能性が高くなります。場合によっては、カビが生えたり、腐敗したりすることもあります。そのため、乾燥が早く進む花を選ぶことが重要です。
花びらの厚みがポイント
花びらの厚さもドライフラワーの仕上がりに大きく影響します。花びらが薄すぎると、乾燥後に壊れやすく、また乾燥方法によっては花が縮んだり丸まったりしてしまうこともあります。逆に、花びらが厚すぎると、乾燥に時間がかかりすぎるため、適度な厚みが必要です。
適度な厚さの花びらは、乾燥しても形を保ちやすいため、立体感があり美しいドライフラワーに仕上がります。このような花を選ぶことで、乾燥後の形を維持しやすく、長期間楽しめるドライフラワーが作れるのです。
色が濃い花を選ぶ
ドライフラワーの色あせは避けられませんが、特に淡い色の花は変色が目立ちやすく、ドライフラワーには向いていません。白や淡いピンクの花は、乾燥後に茶色っぽくくすむことが多く、見た目に大きな影響を与えます。
一方、濃い色の花は、乾燥後の色褪せが目立ちにくいため、長期間その美しさを保ちやすいです。濃い色の花を選べば、経年劣化による色あせもカバーしやすく、より美しいドライフラワーが作れるでしょう。
■変色を防ぐためのコツ
濃い色の花は色褪せが目立ちにくいとはいえ、時間が経つと色が変化することは避けられません。直射日光が当たり続ける場所に飾ると、色あせが早く進んでしまうので、飾る場所に注意が必要です。
ドライフラワーを美しく作るためには、水分量が少なく、花びらに適度な厚みがあり、色が濃い花を選ぶことが重要です。乾燥が早く進み、形を保ちやすい花を選ぶことで、美しいドライフラワーを長期間楽しむことができます。選んだ花を適切に乾燥させ、保管することで、さらにその美しさを保つことができます。自宅でドライフラワーを作る際は、花選びにこだわり、しっかりとした乾燥方法を取り入れることをおすすめします。
ドライフラワーに適した花の種類とその特徴
ドライフラワーに最適な花は種類によって異なります。
季節ごとの花はもちろん、年間を通して手に入る人気の花も多くあります。
ドライフラワーにしやすい花を具体的に紹介し、それぞれの花が持つ特徴を詳しく解説します。
これからドライフラワー作りに挑戦したい方でも失敗しにくい花を選ぶための参考になります。
バラ
バラは、花びらの厚みが適度で、水分量が比較的少ないため、ドライフラワーに適しています。ドライフラワーを作る際には、主にハンギング法(吊るして乾燥)やシリカゲル法(乾燥剤を使用)が使われます。ハンギング法では、くすみや変形が気になる場合がありますが、自然なアンティーク風の仕上がりになります。シリカゲル法では、茎を取り除き、生花に近い仕上がりを目指すことができます。
バラは、ウェディングブーケやプロポーズの花束としても定番の花ですが、特に思い入れのあるバラを長期間美しく保存したい場合は、専門店での加工を考えると良いでしょう。
アジサイ
アジサイも、ドライフラワーに向いている花の一つです。品種によって形状が異なり、個々の特徴を楽しむことができます。アジサイは梅雨から初夏にかけて咲くため、旬の花を選んでドライフラワーにすると、適度な厚みを持ち、きれいに仕上がりやすいです。アジサイは乾燥中に変形やくすみが現れますが、アンティーク調の風合いを楽しむことができます。
注意点としては、傷んでいる部分を取り除いてから乾燥させると、さらにきれいな仕上がりになります。
カスミソウ
小さな白い花が特徴的なカスミソウは、ドライフラワーの定番です。水分量が少なく、花のサイズが小さいため、乾燥してもほとんど生花の姿を保ちます。特にカスミソウは、色あせにくい特徴があり、きれいな白色が長期間保持されます。
乾燥方法としては、ハンギング法やドライインウォーター法が適しています。変形や変色が起きにくいため、ドライフラワー初心者にも扱いやすい花です。
スターチス
スターチスは、細かい花が房状に咲く独特な形が特徴です。カスミソウと同様、水分量が少なく、花のサイズが小さいため、ドライフラワーに向いています。スターチスは色あせしにくく鮮やかな色が残りやすいため、ほかの花と合わせても美しく仕上がります。
ドライフラワー作りには、ハンギング法やドライインウォーター法が適しており、簡単に色鮮やかなドライフラワーを作りたい方におすすめです。
ミモザ
ミモザは、2~3月に見かける黄色い小さな花が特徴的で、特にリースやスワッグで人気があります。水分量が少なく、丸まった小さい花を持つミモザは、カスミソウと似た特性を持っています。黄色をきれいに保つために、新鮮なうちにドライフラワーにすることが重要です。
茎を残したい場合は、ハンギング法を使用するのがベストです。
千日紅
千日紅は、小さな花が集まった毬状の形が特徴的な花で、水分量が少なく、乾燥後も形や色がほとんど変わりません。特に、鮮やかな赤やピンク、紫色が特徴で、美しいドライフラワーになります。千日紅は、ハーバリウムやボトルフラワーに使うのにも最適です。
乾燥方法としては、シリカゲル法で保存すると、長期間美しい状態を保つことができます。
その他のドライフラワーに適した花
ドライフラワーにしやすい花として、ラベンダーやケイトウ、シャクヤクなどもあります。さらに、南半球のワイルドフラワーなどは、大きな花でも水分量が少なく、ドライフラワーにしやすいことで知られています。また、葉ものでは、ユーカリやレモンリーフも優れたドライフラワー素材です。ユーカリはシワになりにくく、レモンリーフは乾燥させると独特の色味に変化します。
ドライフラワーを作るためには、花の種類選びが重要です。水分量が少なく、適度な厚みがあり、色が濃い花は、特にドライフラワーに向いています。バラ、アジサイ、カスミソウ、スターチス、ミモザ、千日紅などの花は、家庭でも手軽に美しいドライフラワーが作れるおすすめの花です。また、ユーカリやレモンリーフなどの葉物も合わせて使用すると、より魅力的なインテリアアイテムになります。
ドライフラワーに適さない花の特徴と種類
美しいドライフラワーを作るためには、花の選び方が非常に重要です。
水分量が少なく、花びらに適度な厚みがある花は乾燥後も美しさを保ちやすく、
失敗が少ないです。
逆に、ドライフラワーに不向きな花も存在します。
ここでは、ドライフラワーに適さない花の特徴と、その種類について詳しく説明します。
水分量が多く、花びらが薄い花
水分量が多い花は乾燥が遅れがちで、色褪せや変色、しわなどが目立ちやすくなります。乾燥までに時間がかかるため、花の美しさを保つことが難しく、仕上がりが悪くなるリスクが高いです。また、花びらが薄い花も乾燥が早く進むものの、形が崩れやすく、立体的なドライフラワーには向いていません。これらの花を使うと、イメージ通りの美しいドライフラワーを作るのが難しくなります。
そのため、ドライフラワーを家庭で作る際は、水分量が少なく、花びらに適度な厚みがある花を選ぶことが、成功のカギとなります。
ドライフラワーに不向きな花の例
次に、水分量が多い花や、花びらが薄すぎる花が具体的にどのような種類に当てはまるかを紹介します。これらの花は、家庭でのドライフラワー作りには適していません。
■水分量が多い花の例
- チューリップ
チューリップは肉厚で大きめの花を持ち、乾燥に時間がかかります。そのため、ドライフラワーとして長期間美しさを保つことが難しく、家庭での加工には向いていません。 - ユリ
ユリも同様に大きく、水分量が多いため、乾燥に時間がかかり、うまく仕上がらないことが多いです。 - 胡蝶蘭
胡蝶蘭はその美しい姿から人気ですが、花が大きく肉厚で水分が多いため、ドライフラワーとして長持ちさせるのは難しいです。
■花びらが薄い花の例
- サクラ
サクラは花びらが薄く、乾燥時に変形しやすいため、立体的にドライフラワーとして作るのは困難です。 - コスモス
コスモスも薄い花びらを持っており、乾燥後に形が崩れやすいため、立体的なドライフラワーには向いていません。 - ポピー
ポピーは花びらが非常に薄く、乾燥中に壊れやすいため、ドライフラワーにするには注意が必要です。
薄い花びらの花は押し花に
花びらが薄くて乾燥中に形が崩れる場合、押し花として保存する方法があります。押し花は平らにして圧力をかけることで、形よく保存できるため、ドライフラワーとしての立体感を求める場合には不向きでも、平面の美しさを楽しむ方法としておすすめです。
ドライフラワー作りを成功させるためには、花の選び方が非常に重要です。水分量が多く、花びらが薄い花は、乾燥がうまく進まず、色褪せや変形が起きやすくなります。チューリップ、ユリ、胡蝶蘭、サクラ、コスモス、ポピーなどはドライフラワーに不向きな花として、家庭での作成には避けるべきです。代わりに、水分が少なく、花びらに適度な厚みがある花を選ぶことをおすすめします。また、薄い花びらの花は押し花として楽しむのがベストです。
美しいドライフラワーを作るための方法
ドライフラワーを作るためには、いくつかの方法があります。
中でも最もよく使われるのは、ハンギング法ですが、
これはすべての花に適しているわけではありません。
特に、生花の美しさを保ちたい場合は、加工方法を工夫する必要があります。
きれいなドライフラワーを作るための方法をご紹介します。
ハンギング法による乾燥
ハンギング法は、ドライフラワー作りで最も一般的な方法です。この方法では、花を吊るして自然乾燥させます。風通しの良い場所で花を吊るすことで、時間が経つにつれて自然に水分が抜けていきます。しかし、カスミソウやスターチスのように乾燥後でも形が変わりにくい花を除いては、生花の姿を保つのは難しいことがあります。これらの花は、乾燥後も比較的美しさを維持しやすいです。
シリカゲル法での乾燥
シリカゲル法は、花の姿をできるだけ変化させずに乾燥させたい場合におすすめの方法です。シリカゲルは、粒状の乾燥剤で、花を埋め込んで水分を吸収させることによって、短期間で乾燥させることができます。この方法では、空気に触れさせずに乾燥させるため、花の形をより正確に保つことができるのです。
■シリカゲル専用の乾燥剤
市販されているシリカゲルは、乾燥剤としてよく使われますが、粒子が大きいため、ドライフラワー作りには適していません。ドライフラワー専用の細かい粒子のシリカゲルを使用することで、花の隙間にもしっかりと行き渡り、より効果的に乾燥できます。これにより、花が本来の形に近い状態で乾燥しやすくなります。
シリカゲル法は、水分量が多い花や、花びらが薄い花をドライフラワーにする際にも有効です。ただし、この方法で仕上げたドライフラワーは、ハンギング法などで作ったものに比べて、完成度や保存性が劣ることがあります。家庭で作る場合の限界もあるため、仕上がりにこだわる場合は注意が必要です。
専門店での保存加工
大切な花や難易度の高い花を長期間美しい状態で保存したい場合は、保存加工専門店を利用するのが最も確実です。家庭で作る場合、失敗するリスクがあるため、特別な思い入れのある花は、専門店に依頼することでより高い完成度を期待できます。
保存加工専門店では、特にウェディングブーケの保存を目的としたドライフラワー加工が行われています。多くの専門店が異なる加工方法を提供しているので、自分の希望に合った加工方法やアレンジ方法を比較して選ぶことが重要です。
美しいドライフラワーを作るには、ハンギング法やシリカゲル法などの方法を選択することが重要です。特に、シリカゲル法は花の形を保ちながら乾燥させるため、自然な姿を保ちやすいですが、完成度を追求するなら専門店に依頼することをおすすめします。家庭での加工には限界があるため、大切な花は保存加工専門店で依頼することで、より高い保存性と美しさを確保できます。
■当社ぶ.る.-むについて■
会社名:株式会社 ぶ.る.-む
本社:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2丁目3−13
東京アトリエ:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2-11-3 3,4,5F
岡山アトリエ:〒703-8247 岡山県岡山市中区さい東町2-2-10
インスタグラム(押し花のある暮らし)※押し花のお教室のご案内
■当社ぶ.る.-むまでのアクセス■
電車:
東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩3分
バス:
渋谷から東急バス渋11などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
二子玉川から東急バス渋12などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
お車:
246を用賀方面へ、駒沢大学駅交差点で右折して100m
※駐車場はございません
■当社ぶ.る.-むの概要■
“あなたにとって特別なお花をどんな風に残したいですか”
人生の美しい記憶にアートにかえて、永遠に残す。
そのとき感じた幸福の象徴として、ずっとそばに置いておけたなら、
とても素敵だと思いませんか。
私達ぶ.る.-むがお届けするのは、そんな一生の価値を持つ宝物です。
ウエディングブーケや記念の花束など、
特別に愛おしい花々を世界にひとつの押し花アートとして生まれ変わらせます。
フォーエバーフラワー(アフターブーケ)として、
あなただけのアートを製作し、お届けします。