花束の渡し方|贈呈シーンごとのマナーと注意点についてご紹介します。
■本記事の監修■
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花束の渡し方|贈呈シーンごとのマナーと注意点
花束は特別な瞬間を彩る素敵な贈り物ですが、マナーを誤ると相手に不快な印象を与えるリスクもあります。
シチュエーションに応じた適切な渡し方を理解し、心のこもった贈り物にしましょう。
ここでは、正式な場面とカジュアルな場面での花束の渡し方や、
持ち方のポイントを詳しく解説します。
花束を渡すときの基本的なマナーとは?
花束は直接手渡しすることが多いため、渡し方の配慮が相手への気遣いとなります。
特に、フォーマルなシーンとプライベートなシーンではマナーが異なりますので、
それぞれの状況に適した渡し方を確認しましょう。
フォーマルな場面での花束の渡し方
式典や舞台、公式の場では、正式なマナーに従うことで相手への敬意を示すことが重要です。
以下は、フォーマルなシーンに適した花束の渡し方です。
正式な渡し方の流れ(相手が右利きの場合)
- 右手で茎側を持ち、左手で花を支えます。
- 相手の目の前に着いたら、持ち手を左右逆に持ち替えます。
- 左手で茎、右手で花を持つ形にして相手に差し出します。
- 花束の茎側が相手の右手側に来るように180度向きを調整します。
- リボンの結び目を避け、花束の根元部分を持って渡すと丁寧です。
このような形式的な渡し方を守ることで、受け取る側にとっても花束が美しく見え、受け取りやすくなります。
カジュアルな場面での花束の渡し方
家族や友人とのプライベートなイベントでは、略式の渡し方で気軽に贈るのが一般的です。
たとえば、誕生日パーティーやちょっとした記念日のシーンでは、
以下の略式的な渡し方が適しています。
略式的な渡し方の流れ(相手が右利きの場合)
- 左手で茎側を持ち、右手で花を支えます。
- そのままの持ち方で、相手に花束を差し出します。
- 持ち替えの必要はなく、受け取りやすい向きに調整するだけでOKです。
カジュアルなシーンでは、あまり形式にこだわらず、
リラックスした雰囲気で贈ることが相手に喜ばれるポイントです。
利き手を考慮した花束の渡し方
花束を渡す際は、相手の利き手にも配慮することが大切です。左利きの相手には、持ち方や向きを逆にして渡しましょう。
- 左利きの相手に正式な方法で渡す場合:
左手で茎側を持ち、右手で花を支えます。相手の目の前で持ち替え、右手で茎、左手で花を持って差し出します。 - 略式の場合:
右手で茎を持ち、そのまま渡します。特別な持ち替えは必要ありません。
このように、相手の利き手に合わせた細かな配慮が、相手に好印象を与える要素となります。
花束の渡し方は、フォーマルなシーンとカジュアルなシーンで適切な方法が異なりますが、どの場面でも「相手への気遣い」が基本となります。正式な場では、相手が受け取りやすいよう持ち替えたり、利き手に合わせた向きに調整することが重要です。一方、プライベートなシーンでは気軽に渡しても問題ありませんが、受け取りやすい向きに注意することが相手への思いやりにつながります。
花束はその場の雰囲気を華やかにし、感謝や祝福の気持ちを伝える素晴らしい贈り物です。贈る際のマナーを守り、相手にとって忘れられない瞬間を演出しましょう。
左利きの相手への花束の渡し方とシーン別のベストタイミング
花束を贈るときは、相手の利き手を考慮することで、より配慮の行き届いた印象を与えられます。
特に左利きの方には、持ち方や渡し方を工夫することが重要です。
ここでは、利き手に応じた渡し方のポイントと、
シーンごとの最適なタイミングについて詳しく解説します。
左利きの相手に渡す際の基本ルール
花束の渡し方には「正式な渡し方」と「略式的な渡し方」があり、
どちらも相手の利き手によって左右が逆になります。
以下は、左利きの相手に対する具体的な渡し方です。
正式な渡し方(左利きの相手向け)
- 左手で茎を持ち、右手で花を支えるようにします。
- 相手の目の前で、持ち手を逆に入れ替えます。
- 右手に茎、左手に花が来るようにして差し出します。
このように、受け取りやすい持ち替えを意識することで、フォーマルなシーンでも相手に丁寧な印象を与えられます。
略式的な渡し方(左利きの相手向け)
- 右手で茎側を持ち、左手で花を支えます。
- そのまま持ち替えずにスムーズに渡すだけで問題ありません。
略式の場合は、持ち替えの必要がないため、リラックスした雰囲気を演出しやすいのが特徴です。
シーンごとの花束の渡し方とタイミング
花束を渡す最適なタイミングはシーンによって異なります。
フォーマルな場面では司会者の指示に従うことが多く、
プライベートな場ではサプライズ性を重視することもあります。
以下、主要なシーン別の具体的な渡し方と渡すタイミングを紹介します。
シーン | タイミング | |
---|---|---|
式典 | 表彰や挨拶の後、司会者の指示に従う | |
コンサート・舞台 | イベントの演出に合わせて手渡す | |
プロポーズ・デート | 場面に応じて、その瞬間にふさわしい形で渡す | |
卒業式 | 司会者の指示に合わせ、タイミングを計る | |
誕生日パーティー | パーティーの開始直後か、終盤にサプライズで渡す | |
歓送迎会 | 挨拶が終わった後、感謝の気持ちと共に手渡す | |
プライベート記念日 | 会ってすぐや食事の終わりなど、自然なタイミングで | |
サプライズ | 相手が最も驚く瞬間を狙って渡す | |
結婚式(両親宛) | 結婚式の演出に合わせて感謝の花束を手渡す |
タイミングを外さないためのポイント
特にフォーマルなイベントでは、司会者やイベント進行のタイミングをしっかり確認することが重要です。一方、プライベートな場面では、あらかじめ演出の流れを計画しておくことで、自然なタイミングで花束を渡せます。サプライズの場合は、相手の表情やリアクションを引き出すことも重要なので、事前に周囲の協力を得ると良いでしょう。
花束を渡す際は、相手の利き手や状況に合わせた配慮が重要です。左利きの相手には左右を逆にするなど、細かな気遣いを見せることで、贈り物に込めた思いをより効果的に伝えられます。また、シーンに応じて正式・略式の渡し方を使い分けることで、相手に喜ばれる演出ができます。フォーマルな場では進行に合わせ、プライベートな場ではサプライズや自然なタイミングを活用しましょう。花束の渡し方ひとつで、その場の印象が大きく変わるため、状況に応じた適切な対応を心がけましょう。
花束贈呈のマナー|場面別の適切な渡し方とタイミング
花束は感謝や祝福の気持ちを伝える贈り物ですが、場面に応じた渡し方が求められます。
式典や舞台のようなフォーマルな場面では「正式な渡し方」が重要ですが、
プライベートな場面では「略式」が適することもあります。
ここでは、それぞれのシーンでのベストな渡し方とタイミング、
そして花束の正しい持ち方について解説します。
フォーマルな場での花束の渡し方|式典・舞台・卒業式
式典、コンサート、舞台、卒業式などの正式な場では、
マナーを守った渡し方が相手への敬意を示します。
以下のポイントを押さえて、失礼のない贈呈を心がけましょう。
正式な渡し方のタイミングと手順
- 式の終盤や最後に贈呈するのが一般的です。舞台や公演の場合、すべての演目が終了した後に手渡します。
- 司会進行の指示に従い、タイミングを事前に打ち合わせておくとスムーズです。
- 花束を右手で茎側を持ち、左手で花を支え、持ち替えながら相手に渡します。この手順でフォーマルな印象を与えられます。
パーティーや歓送迎会での花束の渡し方|正式・略式の使い分け
歓送迎会や誕生日パーティーでは、
場の雰囲気や相手との関係性に合わせて正式・略式を使い分けましょう。
シチュエーション別の贈呈マナー
- 目上の方には正式な渡し方を心がけます。
- 友人や親しい間柄では略式でも問題ありません。この場合、持ち替えの手順を省略し、自然な流れで渡しましょう。
- サプライズ効果を狙う場合は、事前に花束の存在を隠しておくことがポイントです。会場宛てに配送を依頼しておくと、サプライズがより効果的になります。
プライベートな記念日や結婚式での花束贈呈|自然な渡し方を重視
結婚式やプライベートな記念日では、形式にとらわれず、
自然な気持ちを伝えることが重視されます。
花束贈呈のタイミングと注意点
- 結婚式での両親への花束贈呈は、演出の流れに合わせ、リラックスした雰囲気で渡すと感動を引き出せます。
- 誕生日や記念日の花束は、当日かその前後に渡すのがベスト。遅れるとマナー違反になる可能性があるため注意しましょう。
- 出産祝いや引越し祝いのように、相手の状況が落ち着いてから渡した方が良い場合もあります。
- 配送で贈る際は、相手の在宅状況を事前に確認することが重要です。
花束の正しい持ち方|美しい見た目をキープするコツ
花束は見た目が重要です。
正しい持ち方を意識し、花束の美しさを損なわないようにしましょう。
正式な持ち方のポイント
- 右手で茎の根元を持ち、左手で花を支えるようにします。
- 茎はリボンの結び目の下あたりを持ち、花が少し上向きになる角度を保つと美しく見えます。
- 茎には水を含ませた紙が巻かれていることが多いため、花を下向きにして持つと水が垂れる恐れがあります。
- 絶対に花を下に向けた状態でぶら下げないよう注意しましょう。花の鮮度と見た目を保つため、丁寧に扱うことが大切です。
花束を贈る際は、シーンや相手に合わせた渡し方を工夫することが大切です。 フォーマルな場では正式な手順を踏み、相手への敬意を示しましょう。一方、プライベートな場では略式で構いませんが、自然で気持ちのこもった贈呈を心がけることが重要です。また、花束は見た目がその場の雰囲気に直結するため、正しい持ち方で美しさを保つことがポイントです。サプライズや配送で贈る際は、事前の準備が成功の鍵となります。心のこもった花束が、特別な瞬間をさらに彩るでしょう。
花束を渡すときの注意点|色やサイズの選び方で伝わる心遣い
花束は贈る相手への思いや感謝を伝える贈り物ですが、
渡し方や選び方を間違えると、意図しない印象を与えることもあります。
ここでは、花束を渡す際に気をつけたいポイントや、色や種類、本数選びの注意点を詳しく解説します。
花束の持ち運びへの配慮や花言葉にも注意し、贈り手と受け手の双方にとって心温まる贈り物にしましょう。
花束の持ち運びを考慮する配慮
会場で渡した花束は、相手が自宅に持ち帰る際の負担も考える必要があります。
以下のような配慮があると、相手にさらに喜ばれるでしょう。
持ち運びのための袋を用意する
- フラワーショップに依頼し、専用の持ち帰り用袋を用意してもらいましょう。特に大きな花束は、持ち運びが難しいため袋があると便利です。
- あまりに豪華で重い花束は運搬や管理が負担になるため、適度なサイズに調整するのも大切です。
花束のサイズと予算のバランスを工夫する
- 予算を抑えながらも上品な花束にしたい場合は、単価の高い花を少量使ってコンパクトにまとめる方法もあります。
- さらに、花束に小さなギフトを添えることで、全体の印象を高めることも可能です。
花の色に関する注意点|色選びが持つ意味とマナー
花の色は、シチュエーションによって良くも悪くも大きな影響を与えることがあります。
花言葉や色が持つイメージを考慮し、場面に合った色選びを心がけましょう。
避けるべき色の例
- 赤色の花は「火」や「血」を連想させるため、
- 新築祝い:火災をイメージするため不向き
- お見舞い:血を連想させるため避けるべき
- 黄色の花も結婚のお祝いには注意が必要です。
- 黄色のバラ:「嫉妬」を意味するため結婚祝いには不向き
- 黄色のカーネーション:「軽蔑」を意味し、母の日や結婚祝いには避けた方が無難
- 白いカーネーション:母の日に贈ると「亡き母への贈り物」と解釈されることがあり、使う際には慎重な配慮が求められます。
色のタブーをアレンジで解決する方法
どうしても特定の色を使いたい場合は、
他の色の花と組み合わせたアレンジを取り入れるのがおすすめです。
フラワーアレンジメントの相談ポイント
- 花の組み合わせに悩んだら、フラワーショップに相談し、全体のバランスを考慮した色合いを提案してもらいましょう。
- 赤や黄色などタブーとされがちな色も、他の花との組み合わせ次第で魅力的に仕上がることがあります。
花束を贈る際には、贈る相手の利便性や場面に合った色とサイズを選ぶことが重要です。持ち帰り用の袋を用意するなどの小さな配慮が、相手への気遣いを感じさせます。また、花の色にはそれぞれ意味や花言葉があり、不適切な選択は相手に誤解を与える可能性があります。そのため、新築祝いやお見舞いには赤色、結婚祝いには黄色の花を避けるなどのマナーを守りましょう。どうしても使いたい色がある場合は、他の色との組み合わせで魅力的なアレンジに仕上げることも可能です。贈り物としての花束は、贈り手の心遣いを映し出すもの。正しい選び方と渡し方を意識して、相手に心からの喜びを届けましょう。
花束を贈る際の注意点|種類・本数・香りまで
花束を贈るシーンでは、単に美しい花を選ぶだけでなく、花の種類や本数、香りなどにも気を配ることが大切です。
贈り先やシチュエーションに合わせて適切な選択をすることで、
より良い印象を与え、相手に喜んでもらえます。
ここでは、お見舞いやお祝いの場で避けるべき花や、花束の本数に関するルール、
そして香りの注意点について詳しく解説します。
お見舞いやお祝いに向かない花束の種類
花束に使われる花には、贈るシーンによっては避けた方が良い種類があります。
特に、お見舞いや快気祝いの際には、下記の花を選ばないようにしましょう。
避けるべき花の例
- アジサイ:色が変わりやすく、色あせる姿が良くないとされる。
- 椿・チューリップ:枯れると花が落ちるため、不吉な印象を与える。
- シクラメン:名前が「死」や「苦」を連想させる。
また、花びらが散りやすい花や、仏事で使われる小菊や輪菊も、祝いの場には適していません。加えて、ネガティブな花言葉を持つ花も避けるようにしましょう。
花束の本数にも注意|贈る場面にふさわしい選び方
花束を構成する花の本数も、特定のシーンでは重要です。
特に不吉とされる本数や、贈る相手に誤解を与える可能性のある本数は避けましょう。
花束の本数に関するマナー
- 4本、9本、13本:日本では縁起が悪いとされ、不吉な数字です。
- 偶数の花束:特に結婚祝いでは、偶数=「割れる(別れる)」を連想させるため、奇数でまとめることが基本です。
バラを贈る際は、本数に応じた花言葉も存在するため、意味を確認して選ぶとより相手に喜んでもらえます。
花の香りと花粉に関する配慮|シーン別に適切な選択を
花の香りは人を癒す力がありますが、場面によっては不快感を与えることもあります。
特に飲食店や出産祝いの場では、香りや花粉に配慮が必要です。
シーンごとの注意点
- 飲食店:料理の匂いを邪魔しないよう、ユリやヒヤシンスなど香りが強い花は避けましょう。
- 出産祝い:赤ちゃんや母親に刺激を与える可能性があるため、香りが強い花は控えるべきです。
ユリの花粉は特に注意が必要で、場合によっては花粉が取り除かれているものもありますが、事前に確認しておくと安心です。
美しい状態で渡すための花束の保管方法
花束を贈る際には、しおれた状態や傷んだ状態ではマナー違反です。
適切な保管方法を知っておくことで、花束を新鮮なまま美しい状態で相手に届けられます。
花束を保管する際のポイント
- 風通しの良い涼しい場所に置き、直射日光やエアコンの風が直接当たらないようにする。
- 花束を横にせず、立てて保管することで、花びらが痛むのを防げます。
- 専用の鮮度保持剤を使うと、花の鮮度を保つことができます。無い場合は、花屋やホームセンターで購入しましょう。
- 翌日以降に渡す場合は、一旦ラッピングを外し、水につけて保管するのがおすすめです。
また、車での移動時は車内の気温に注意が必要です。特に夏場は、車内が高温になりやすく、花束が傷む原因となるため、長時間車に放置しないよう心がけましょう。
花束を贈る際には、花の種類や本数、香り、さらには保管方法にまで気を配ることが大切です。お見舞いやお祝いの場では、贈る相手やシーンに合った花を選び、香りや花粉にも注意を払いましょう。また、花束を新鮮な状態で保つための保管方法も重要です。しおれた花を渡すことはマナー違反とされるため、風通しの良い場所で涼しく保管し、専用の鮮度保持剤を使うことが推奨されます。細やかな配慮を加えた花束は、贈る相手にとって忘れられない贈り物となるでしょう。
■当社ぶ.る.-むについて■
会社名:株式会社 ぶ.る.-む
本社:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2丁目3−13
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インスタグラム(押し花のある暮らし)※押し花のお教室のご案内
■当社ぶ.る.-むまでのアクセス■
電車:
東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩3分
バス:
渋谷から東急バス渋11などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
二子玉川から東急バス渋12などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
お車:
246を用賀方面へ、駒沢大学駅交差点で右折して100m
※駐車場はございません
■当社ぶ.る.-むの概要■
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