秋の風情を楽しむ:十五夜の名月と花の飾り方についてご紹介します。
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■本記事の監修■
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【ポイント】
秋の夜空に輝く十五夜の名月は、日本の美しい伝統行事を感じさせてくれる特別な日です。この風情ある夜をさらに引き立てるために、月見団子やススキと一緒に花を飾るのはいかがでしょうか。本記事では、十五夜の飾りにぴったりな花材やその魅力を詳しくご紹介します。
■十五夜とは?江戸時代から続く風習
十五夜は、昔から日本で親しまれてきた秋の風習で、「中秋の名月」とも呼ばれます。この行事は、豊作を祈るとともに、月を眺めながら秋の風情を楽しむ時間でもあります。さらに、十五夜とセットで祝われる十三夜もあり、2回の月見を楽しむことで「縁起が良い」とされています。
■十五夜に飾りたい花の種類
1. ススキ:月見の定番
ススキは、十五夜を象徴する草花です。その穂が稲穂に似ているため、豊作祈願の意味が込められています。さらに、ススキは魔除けとしても古くから飾られてきました。
2. ワレモコウ:秋の情緒を感じる花
深い紅色が特徴のワレモコウは、十五夜の飾りに最適です。その繊細な花姿は、紫色や茶系の花と組み合わせることで、一層秋の雰囲気を引き立てます。
3. 胡蝶蘭:華やかなアクセント
十五夜の花飾りに少し豪華さを加えたいなら、胡蝶蘭がおすすめです。白や淡い色の胡蝶蘭を選べば、月の優しい輝きと調和します。
4. バラ:現代的なアレンジにも
意外にもバラは、十五夜の飾りにもマッチします。秋らしい深紅やオレンジのバラを選べば、伝統行事に現代的なアレンジを加えることができます。
■花を使った飾り方のポイント
1. 高さを意識したアレンジ
ススキやワレモコウのような茎が長い花材を使う場合は、庭や玄関先で高さを活かしたディスプレイがおすすめです。
2. セットで飾る
花だけでなく、月見団子や小さな灯りと組み合わせると、より雰囲気が出ます。特にススキとワレモコウのセットは風情があり、視覚的にも美しい組み合わせです。
3. 観葉植物を加える
秋らしい色合いの葉を持つ観葉植物を一緒に飾ることで、よりナチュラルな雰囲気を演出できます。これにより、室内でも手軽に秋の夜長を楽しめます。
■花を贈る習慣と十五夜
十五夜に花を贈るのも素敵なアイデアです。たとえば、敬老の日が近いこともあり、祖父母への感謝を込めて花束を贈るのはおすすめです。以下のシーンでも十五夜の花は活躍します。
- お祝いや退職のお礼に
- 出産祝いやお見舞いの贈り物に
- 誕生日ギフトとして秋の花を添えて
販売サイトや花屋のオンラインサービスを利用すれば、季節に合わせた花材を手軽に購入できます。
■十五夜をより楽しむための情報
・特集ページでアイデアを探そう
多くの花屋やオンラインショップでは、十五夜の花飾りに関する特集が組まれています。これを活用することで、自分では思いつかないアイデアを見つけることができます。
・情報収集と注意点
十五夜の飾りつけには、地域ごとの慣習が影響することもあります。正しい風習を知りたい場合は、地元の行事や歴史に基づく情報をチェックすることをおすすめします。
十五夜の名月を楽しむ際、花を飾ることで一層秋の風情を感じられます。ススキやワレモコウ、胡蝶蘭などの花材を活用し、伝統的な美しさと現代的なアレンジを組み合わせると素敵な飾りが完成します。家族や友人と一緒に、秋の夜を特別な空間で過ごしてみませんか?秋の自然がもたらす豊かな時間を楽しみましょう。
秋の風情を楽しむ:十五夜の名月と花の飾り方
厳しい暑さが次第に和らぎ、空が高く感じられる秋が近づいてきます。
秋は澄んだ空気と心地よい気候が特徴で、自然の美しさを感じられる季節です。
この季節を好む方も多く、秋の到来に心躍るのではないでしょうか。
十五夜の月見:秋の風物詩
秋の風物詩のひとつに、「十五夜のお月見」があります。
澄んだ夜空に浮かぶ美しい満月を眺めながら、季節の移ろいを感じる特別な行事です。
月見は、日本の伝統文化の一部として古くから親しまれ、
現在でも多くの人々に愛されています。
お月見にふさわしい花の選び方
十五夜のお月見を彩るために、適切な花を飾ることも重要です。
秋の風情を感じられる花々は、月見の席にぴったりです。
例えば、ススキは月見に欠かせない代表的な花で、豊かな実りを象徴するとされています。
また、リンドウやキキョウといった秋の花々は、繊細な美しさを引き立て、
月の光と共に幻想的な雰囲気を演出します。
お月見の由来とお供物の習慣
お月見は、もともと中国から伝わった風習で、月を眺めながら秋の収穫に感謝する行事として広まりました。
日本では、平安時代に貴族の間で中秋の名月を楽しむ文化が発展し、
現在の形となっています。
月見団子やススキを供えるのは、豊作を祈願する意味があります。
団子は月を象徴し、丸い形が満月を連想させることから供えられます。
ススキは、稲穂を表し、豊かな実りを願う意味合いが込められています。
秋の夜長に楽しむ十五夜のお月見は、澄んだ夜空に輝く満月を眺めながら、
秋の訪れを感じる特別な時間です。
お月見の際には、伝統的な花を飾り、由来を意識したお供物を用意することで、
より一層その雰囲気を楽しむことができます。
今年の十五夜をぜひ満喫してください。
十五夜とは何か
「十五夜」とは、新月から満月に至るまでの約15日間を指し、
この期間が月の満ち欠けを表すものとして名付けられました。
この名称は、旧暦の8月15日に由来しており、
この日が最も美しい満月を楽しむ日として古くから親しまれています。
十五夜の日付の変動
現在のグレゴリオ暦では、旧暦と比べて1〜2ヶ月の差があるため、
十五夜は毎年異なる日にちに設定されます。
そのため、十五夜は9月から10月の間に訪れる行事として、
毎年その日を待ち望むことになります。
旧暦では、月の満ち欠けを基にした暦が使用されており、新月を1日目とし、
15日目には満月を迎えるというサイクルが基本です。
この周期は約29.5日であるため、
毎月の日数は30日とはなりません。
今後の十五夜の予定日
- 2024年: 9月17日(火)
- 2025年: 10月6日(月)
- 2026年: 9月25日(金)
十五夜は、旧暦を基にした伝統的な行事であり、毎年異なる日にちに設定されるため、
その年ごとのスケジュールを確認することが重要です。
月の満ち欠けを意識し、自然のリズムを感じながら楽しむこの行事は、
私たちが季節の移り変わりを深く感じ取る貴重な機会です。
これを機に、十五夜の由来や日付の変動についても理解を深め、
より豊かな秋の夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
十五夜と中秋の名月:その関係と由来
「十五夜」と「中秋の名月」という言葉は、秋が深まる時期によく耳にする表現です。
実際、この二つの言葉は同じ意味を持ち、秋の中心に位置する満月を指しています。
旧暦では7月から9月が秋とされ、その中間にあたる8月15日を「中秋」と呼びます。
そして、その晩に現れる月が「中秋の名月」と称されるのです。
中秋の名月の由来と背景
かつては「中秋の月」として親しまれていましたが、この時期の月は特に美しく見えるため、
「名月」と呼ばれるようになりました。
秋のこの頃は、空気が澄んでおり、水蒸気が少ないため、月がくっきりと見えるのです。
そのため、十五夜に見える月は特に美しいとされ、
「中秋の名月」として知られるようになりました。
十五夜と中秋の名月の関係
まとめると、「十五夜」と「中秋の名月」はともに旧暦の8月15日に行われるお月見を指すものであり、
どちらの言葉も同じ意味を持っています。
秋の夜長に美しい満月を楽しむ行事として、古くから日本の文化に深く根付いています。
十五夜と中秋の名月は、日本の伝統行事であるお月見を象徴する言葉です。
これらの言葉は、秋の中心に位置する満月を指し、旧暦の8月15日に行われるお月見を表しています。
この季節ならではの美しい月を楽しむために、由来を理解し、
古来の習慣に倣ってお月見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
中国から伝わった十五夜の風習
■十五夜の起源と中国の伝統
十五夜、別名「中秋の名月」として知られるこの行事は、
中国から伝わった風習に由来しています。
中国では、この日を「中華三大節」のひとつとし、家族や友人と集まり、
月餅を食べながら美しい満月を眺めることが一般的な習わしでした。
この月を愛でる風習が、平安時代に遣唐使によって日本にもたらされ、
平安貴族の間で観月の宴として定着したのです。
■日本における十五夜の発展
平安貴族の間で行われた観月の宴は、やがて農村に広がり、
収穫祭としての意味合いを持つようになりました。
農民たちは、豊作の象徴として、十五夜にお供え物を捧げる習慣を育てました。
特に旧暦の十五夜は、芋の収穫時期と重なるため、「芋名月」とも呼ばれ、
収穫した里芋やサツマイモを供えて、
農作物への感謝と豊作祈願を行う地域も多く見られました。
■風習の変遷と現代の十五夜
元々は貴族の間で行われていた観月の宴も、次第に庶民の間に広がり、
収穫を祝う行事へと変化していきました。
こうして、十五夜は単なる月見の行事から、
農作物への感謝を込めた収穫祭としての役割を持つようになったのです。
十五夜(中秋の名月)は、もともと中国から伝わった風習が日本で独自の発展を遂げたものです。
平安時代には貴族の間で観月の宴として楽しまれ、やがて農村にも広がり、
収穫祭としての意味合いを持つようになりました。
現在でも、十五夜は農作物への感謝と豊作祈願を込めた行事として、
多くの地域で親しまれています。
この伝統を理解し、今年の十五夜をより一層豊かに楽しんでみてはいかがでしょうか。
地域ごとに異なるお月見団子の形
■お月見団子の多彩なバリエーション
お月見といえば、月を眺めながらいただく「お月見団子」が欠かせませんが、
その形状には地域ごとにさまざまな違いがあることをご存じでしょうか?
全国各地で愛されるお月見団子は、地域によって独自の形や意味を持っており、
その多様性は非常に興味深いものです。
■関東地方の月見団子
もっとも一般的に知られているのは、関東地方の月見団子です。
これは、白いまん丸のお団子を白い紙の上にピラミッド状に積み上げたもので、
絵本やイラストでよく見かけるスタイルです。
しかし、完全なまん丸にしてしまうと、死者の枕元に供える「枕団子」を連想させて縁起が悪いため、
実際にはわずかに潰された形に整えられています。
関東風のお団子を作る際には、この点に注意すると良いでしょう。
■静岡地方の「へそもち」
静岡地方では、「へそもち」と呼ばれる平たい形のお団子が主流です。
真ん中にくぼみが作られており、見た目が特徴的です。
この形状は、他の地域ではあまり見られない独自のスタイルです。
■関西地方の月見団子
関西地方では、まん丸ではなくしずく型の月見団子が一般的です。
さらに、このお団子にはあんこが巻かれており、贅沢な味わいを楽しむことができます。
色も白だけでなく、茶色や桃色があり、茶色は皮をむく前の里芋、
白は皮をむいた里芋を模して作られています。
桃色は、特に子どもたちに喜ばれるようにと工夫された色合いです。
■中国・四国地方の串だんご
中国や四国地方では、月見団子として串に刺さった「串だんご」が一般的です。
手軽に食べられる形で、地域の風習に根付いています。
■沖縄地方の「フチャギ」
沖縄地方では、「フチャギ」と呼ばれる、
塩茹でした小豆をお餅にまぶしたものが月見団子として親しまれています。
この独特な形状のため、初めて見る人にはお月見団子だと気づかないかもしれませんが、
地域では伝統的なお供え物です。
お月見団子は、地域ごとに異なる形や意味を持ち、全国各地でその土地ならではの風習が息づいています。
関東の月見団子はまん丸ではなくわずかに潰されているのが特徴であり、
他の地域ではへそもちやしずく型の団子、串だんごやフチャギなど多様な形があります。
こうした地域ごとの違いを楽しみながら、
お月見をより一層豊かに感じてみてはいかがでしょうか。
お月見団子の数とその意味
■月見団子の数について
十五夜にお供えする月見団子の数は、地域や習慣によって異なりますが、
一般的には15個が標準とされています。
これは十五夜の「15」に由来していますが、
他にも5個や12個を供える地域があります。
12個という数は、1年に訪れる満月の回数にちなむもので、
それぞれの地域で異なる意味や伝統が込められています。
■関東式の月見団子の供え方
関東地方では、月見団子は床の間にお供えするのが一般的です。
床の間には「三方(さんぽう)」と呼ばれる供物台を置き、
その上に白い紙を敷きます。
そして、その上にお団子をピラミッド状に積み重ね、月を仰ぎ見るように飾ります。
三方は神聖な儀式に使われる台で、神酒やお供物を供えるためのもので、
この伝統的な方法に従うことで、十五夜の行事により深い意味が加わります。
お月見団子の数や供え方には、地域ごとに異なる伝統や意味が込められています。
十五夜には15個のお団子を供えるのが一般的ですが、地域によっては12個や5個を供える習慣もあります。
こうした違いを知り、伝統的な供え方を実践することで、
より豊かな十五夜を過ごすことができるでしょう。
ススキが持つ神聖な意味とは
■十五夜にススキを飾る理由
十五夜の風景でよく見かけるのが、月見団子と共に供えられたススキです。
このススキには、古くから神聖な意味が込められており、ただの装飾品ではありません。
■ススキと神様の関係
ススキが十五夜に飾られる理由については、いくつかの説があります。
その中でも特に広く信じられているのが、ススキが神様の依り代、
つまり神様が一時的に宿る場所とされているという説です。
ススキが神様の休息場所と見なされることで、
家や土地を守る役割があると考えられていました。
■ススキと稲の象徴
また、別の説では、ススキは稲の代わりとして飾られるとも言われています。
十五夜の時期には、すでに稲の収穫が終わっているため、
稲に似た形状のススキを代用として供えることで、
豊作を祈願し、感謝の気持ちを表すのです。
ススキは、十五夜の供え物として重要な意味を持っています。
神様の依り代としての役割を果たし、また収穫を終えた後の稲の象徴として飾られることで、
ススキはただの植物以上の意味を持つものです。
この伝統を理解し、ススキを飾ることで、
十五夜をより深く楽しむことができるでしょう。
日本に伝わる美しい月の呼び名
■日本人が愛した月の名前
月はその満ち欠けに応じて様々な名前で呼ばれ、
これらの呼び名は国ごとに異なります。
特に日本では、古来より美しい月に数多くの詩的な名前が付けられてきました。
これらの名前には、月を愛でる日本人の繊細な感性が感じられます。
■待宵月(まつよいづき)とその由来
中秋の名月の前夜にあたる月は、「待宵月(まつよいづき)」と呼ばれます。
この名前には、翌日の満月を心待ちにする気持ちが込められており、
月を待ちわびる情景が目に浮かぶようです。
■十六夜月(いざよいづき)の意味
十五夜の翌日に昇る月は「十六夜月(いざよいづき)」と名付けられています。
「いざよい」という言葉は、古語でためらいや躊躇を意味しますが、
この名前は、十五夜から一日遅れて登る月の様子を表現したものです。
十六夜月は、十五夜より約50分遅れて姿を見せるため、
少し遅れてやってくる月に対する焦らしの気持ちが込められています。
■立待月(たちまちづき)から寝待月(ねまちづき)まで
さらに月齢が進むと、月の呼び名も変わります。
月齢17日の月は「立待月(たちまちづき)」と呼ばれ、
夕方に立って待ちながら月が昇るのを待つ様子が描かれています。
翌日の月齢18日目の月は「居待月(いまちづき)」で、
前夜よりも遅く昇る月を立って待ちきれずに座って待つことから名付けられました。
そして、月齢19日目になると「寝待月(ねまちづき)」と呼ばれ、
さらに遅く昇る月を待ちながら、ついには寝転んでしまう情景が浮かびます。
日本には、月の満ち欠けに応じた美しい名前が数多く存在します。
これらの呼び名は、古代の日本人が月をどれほど愛し、楽しみにしていたかを物語っています。
待宵月から寝待月に至るまで、月を待つ心の変遷が、詩的な表現として残されているのです。
現代では街の灯りが強く、夜空が霞むことも多いですが、
古の人々が眺めた美しい月を想像しながら、夜空を見上げてみるのも一興でしょう。
アメリカにもある十五夜の名残:収穫月
■アメリカにおける満月の呼び名
アメリカでは、1月から12月までそれぞれの月に異なる満月の名称が存在し、
その名前には季節や自然現象にちなんだ意味が込められています。
例えば、2月の満月は「Snow Moon(スノームーン)」と呼ばれ、
厳しい冬の降雪を表現しています。4月は「Pink Moon(ピンクムーン)」とされ、
シバザクラが咲き誇る春の美しさを象徴しています。
さらに、12月は「Cold Moon(コールドムーン)」と呼ばれ、
1年の中で最も夜が長く、寒さが厳しい時期を反映しています。
■収穫月:アメリカの9月の満月
そして、9月の満月は「Harvest Moon(ハーヴェストムーン)」として知られています。
直訳すると「収穫月」となり、これは秋の収穫を祝う時期にふさわしい名前です。
日本の十五夜における収穫への感謝の思いと通じるものがあり、
農作物が実る季節に感謝を捧げるという共通のテーマが見て取れます。
アメリカでも、9月の満月には「Harvest Moon(ハーヴェストムーン)」という特別な呼び名があり、
収穫の時期を象徴しています。
日本の十五夜と同様に、この時期には豊かな実りに感謝するという文化が根付いています。
自然のサイクルに合わせて満月に特別な名前をつける風習は、
古今東西を問わず共通している点が興味深いですね。
十五夜に飾るべき秋の七草
■秋の七草とは?
秋の七草とは、日本の秋を象徴する7種類の花々、
「オミナエシ」「ススキ」「キキョウ」「ナデシコ」「フジバカマ」「クズ」「ハギ」を指します。
これらの花々は観賞用として親しまれ、春の七草のように食べることはありませんが、
十五夜の飾りとしてもおすすめです。
秋の訪れを感じさせるこれらの花々について、それぞれ詳しくご紹介します。
■オミナエシ
オミナエシは、秋の七草のひとつで、黄色い花が特徴的です。
オミナエシの花言葉は「美人」「はかない恋」「親切」で、
その艶やかな姿が紫式部にも愛でられたと言われています。
ただし、その香りは独特で、腐った醤油のような匂いを放つため、
花瓶に生ける際にはこまめに水を替えることが必要です。
■ススキ
ススキは、十五夜の象徴的な草であり、「活力」「生命力」「心が通じる」という力強い花言葉を持っています。
ススキは稲の代わりとしてお月見団子と共に供えられ、
秋の風情を引き立てます。
アレルギーを引き起こす可能性があるため、イネ科アレルギーの方は注意が必要です。
■キキョウ
キキョウは、星形の花が美しい秋の七草のひとつで、
「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」といった花言葉を持ちます。
お月見の飾りとしてもふさわしく、特に蕾の状態で飾ると、
膨らんだ紙風船のような形が可愛らしく楽しめます。
■ナデシコ
ナデシコは、「無邪気」「純愛」の花言葉を持ち、
その可憐な姿が「大和撫子」という表現にも使われるほどです。
秋の七草として古くから親しまれ、和歌にも詠まれてきました。
特に日本に自生する品種は、雅やかな美しさを持っています。
■フジバカマ
フジバカマは、「あの日を思い出す」「躊躇」「ためらい」「遅れ」という花言葉を持ち、
その香りは桜餅のように甘く、平安時代には香り袋としても用いられました。
現在、自生種は絶滅危惧種に指定されていますが、
秋の風情を楽しむために栽培されたものが流通しています。
■クズ
クズは、「芯の強さ」「快活」を象徴する植物で、
和菓子の原料となる葛粉や、薬用の葛根湯、さらに丈夫な葛布の材料としても使われます。
秋の七草の中でも特に実用性が高く、
古くから庶民の生活に密着してきた植物です。
■ハギ
ハギは、「思案」「柔軟な精神」の花言葉を持つ秋の七草で、
万葉集にも多く詠まれている植物です。
蝶形の花が特徴的で、秋には枝がたわむほどに花が咲き誇ります。
赤紫色の美しい花は、秋の風景に彩りを添えます。
秋の七草は、日本の秋を象徴する美しい花々です。
これらの花々を十五夜に飾ることで、秋の風情を感じながら季節を楽しむことができます。
オミナエシやススキ、キキョウなど、それぞれの花には独自の花言葉と歴史があり、
飾ることで秋の夜長を一層豊かにすることができるでしょう。
十五夜に飾りたいおすすめの花々
■秋の七草以外におすすめの花
十五夜の飾り付けとして、秋の七草に加えて飾ってみたい花を2種類ご紹介します。
これらの花は、名月の夜にふさわしい秋の趣を感じさせるもので、
どちらもおしゃれなアクセントになります。
ぜひ、十五夜の飾りに取り入れてみてください。
■ピンポンマム
ピンポンマムは、キク科・キク属に属する花で、
「高貴」「真実」「君を愛す」「私を信じて」という花言葉を持つ、
美しい球状の花です。
この花は、日本のキクを品種改良して作られたもので、
洋風の明るい色合いを持ちながらも和の雰囲気に馴染むことから、
和装の髪飾りとしても利用されています。
特に、鮮やかな黄色のピンポンマムを飾れば、
まるで夜空に輝く満月が手元にあるかのような華やかさを演出できます。
■パンパスグラス
パンパスグラスは、イネ科・シロガネヨシ属に属する植物で、
「光輝」「人気」という花言葉を持っています。
そのふさふさとした穂は、ススキを豪華にしたような印象を与えますが、
ススキとは異なる植物です。
パンパスグラスは、そのボリューム感とナチュラルな風合いが人気で、
インテリアとしても活用できます。十五夜の飾りとして楽しんだ後でも、
インテリアとして飾ることができるため、長く楽しめるのが魅力です。
また、乾燥させてドライフラワーにするのも簡単なので、初心者でも扱いやすい花です。
十五夜を彩る花として、ピンポンマムやパンパスグラスを取り入れることで、
秋の雰囲気を存分に楽しむことができます。
これらの花を飾ることで、普段は気に留めない季節行事にも特別な意味が加わり、
記憶に残る一日になることでしょう。
ぜひ、この秋は特別な花を飾って、十五夜を一層華やかに演出してみてください。
■当社ぶ.る.-むについて■
会社名:株式会社 ぶ.る.-む
本社:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2丁目3−13
東京アトリエ:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2-11-3 3,4,5F
岡山アトリエ:〒703-8247 岡山県岡山市中区さい東町2-2-10
インスタグラム(押し花のある暮らし)※押し花のお教室のご案内
■当社ぶ.る.-むまでのアクセス■
電車:
東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩3分
バス:
渋谷から東急バス渋11などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
二子玉川から東急バス渋12などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
お車:
246を用賀方面へ、駒沢大学駅交差点で右折して100m
※駐車場はございません
■当社ぶ.る.-むの概要■
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人生の美しい記憶にアートにかえて、永遠に残す。
そのとき感じた幸福の象徴として、ずっとそばに置いておけたなら、
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