お見舞いのマナー:花を贈る際に注意すべきポイントについてご紹介します。
■本記事の監修■
ぶるーむは、ウエディングブーケやプロポーズ花束の保存加工(アフターブーケ)の専門会社です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花束やプロポーズの花束を、
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押さえておきたいお見舞いで贈る花のマナー
お見舞いの定番「花」を贈る際に注意すべきポイント
身内や親しい友人、ビジネス関係者、同僚など、
誰かが入院した際に贈り物として花を選ぶことはよくあります。
「元気になってほしい」
という願いを込めた贈り物として、花は非常にポピュラーな選択です。
しかし、花を贈る際には、いくつかのマナーを守らないと、
かえって相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。
花を贈る際に気をつけるべきマナー
■避けるべき花の種類
花にはそれぞれ意味が込められていることがあり、
中にはお見舞いに適さないものもあります。
たとえば、ユリやキクといった花は、葬儀や仏事でよく使われるため、
避けた方が無難です。
また、鉢植えの花は「根付く」と連想されることから、
病気が長引くとされるため、お見舞いには不向きとされています。
■花の色や香り
色彩や香りにも気を配ることが重要です。
赤色の花は「血」を連想させるため避けた方が良いとされています。
また、香りの強い花は病室の環境に不適切である場合があるため、
控えめな香りの花を選ぶことが賢明です。
■花の大きさ
病室はスペースが限られているため、大きすぎる花束やアレンジメントは置き場所に困る可能性があります。
コンパクトなサイズの花を選ぶと、相手に負担をかけずに贈ることができます。
お見舞いの際に贈る花は、相手を気遣い、快復を願う気持ちを伝える大切な贈り物です。しかし、その花が相手にとって不快に感じられたり、マナー違反となってしまったりすることがないよう、花の種類、色、香り、サイズに十分注意することが大切です。贈る花を慎重に選ぶことで、相手に心からの思いやりを伝えることができるでしょう。お見舞いのシーンにふさわしい花を選び、適切な形で贈ることで、相手に感謝される贈り物になることを願っています。
避けるべき花の種類と理由
お見舞いに花を贈る際には、相手に配慮し、避けた方が良い花もあります。
以下に、その代表例と理由を詳しくご紹介します。
■鉢植えの花
鉢植えの花はお見舞いに不向きとされています。
これは「根を下ろす」ことが「寝付く(病気が長引く)」を連想させるため、
縁起が悪いと考えられるからです。
たとえ縁起を気にしない人でも、相手が信心深い場合、
不快感を与える可能性があるため、避けるのが賢明です。
また、鉢植えが適切でない理由には衛生面の問題もあります。
鉢の土や花瓶の水が緑膿菌を含んでいる可能性があり、
これが感染症の原因になることがあります。
特に、抵抗力が低下している患者にとっては、
肺炎や敗血症などの重篤な症状を引き起こすリスクがあるため、
病院や療養中の方への贈り物としては不適切です。
■花束も注意が必要
見た目が華やかな花束もお見舞いには避けた方が良いとされています。
花束は水替えや手入れが必要であり、入院中の方にとっては負担になりかねません。
また、衛生上のリスクも鉢植えと同様で、
感染症の原因となる細菌が水中で繁殖する可能性があるため、
特に病院では避けるべきです。
■不適切な花の種類
お見舞いには、避けた方が良いとされる特定の花も存在します。
シクラメンは「死」や「苦」を連想させ、
菊は仏花として葬儀や墓前に供えられるため、
これらを贈るのは不適切です。
さらに、椿やチューリップは花が首ごと落ちることから不吉とされ、
紫陽花は色が褪せやすく、病気の人には不快感を与える可能性があります。
お見舞いに花を贈る際は、相手の気持ちや状況に配慮し、避けた方が良い花や贈り物を選ばないようにすることが大切です。鉢植えや花束の衛生リスク、特定の花の持つ縁起の悪い意味合いを理解しておくことで、相手に思いやりを持って接することができます。贈り物は感謝や励ましの気持ちを伝えるものですが、相手に不快感を与えないよう、適切な選択をすることが重要です。適切な花を選び、安心して贈ることで、相手に心からの気持ちを伝えられるでしょう。
お見舞い用の花を贈る際に注意すべきポイント
■入院先への確認が大切
かつては、お見舞いで花を贈るのが一般的でしたが、
近年では衛生面の観点から、生花や切り花の持ち込みを禁止している病院も増加しています。
そのため、お見舞い用の花を贈る際には、事前に入院先の病院に確認を取ることが必要です。
特に配達を利用する場合は、病院名だけでなく、
病棟や病室も正確に記載することを忘れずに。
■適切な色の選び方
お見舞いに贈る花の色は、相手に元気を届けるためにも明るく暖かみのある暖色系が適しています。
たとえば、黄色、橙、ピンクといった色合いは、気持ちを明るくする効果があります。
しかし、青や紫、白などの寒色系は仏事を連想させるため避けた方が良いでしょう。
ただし、相手の好みが寒色系の場合は、
一言添えて贈ることで失礼にならないようにすることが可能です。
また、赤色の花は血を連想させるため、避けた方が無難です。
■花の香りにも配慮する
お見舞い用の花は、香りが強すぎないものを選ぶことが重要です。
香りが強い花は、他の患者や体調が優れない方にとって、
不快感や体調悪化の原因となることがあります。
特に、ユリ、水仙、フリージアなどの香りが強い花は避けるべきです。
また、花粉が多い花もアレルギーの原因となるため、お見舞いには向いていません。
花を購入する際には、店員にお見舞い用であることを伝え、
適切な選択を心掛けましょう。
■花のサイズに注意
お見舞い用の花は、コンパクトで扱いやすいサイズのものを選ぶことが大切です。
特に病室が狭い場合や相部屋の場合、大きな花束は邪魔になる可能性があります。
可能であれば、お見舞いに行く前に相手の病室の状況を確認し、
スペースに合ったサイズの花を選びましょう。
お見舞いにおすすめの花とは?
■お見舞いに適した花の選び方
お見舞いで避けるべき花について詳しく説明してきましたが、
逆にどの花を贈れば喜ばれるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、お見舞いに最適な花をいくつかご紹介します。
■ガーベラ
ガーベラは、お見舞いに最も人気のある花の一つです。この花は、花粉や香りが少なく、明るい暖色系の色合いが豊富で、四季を問わず購入可能です。ガーベラは花びらが散らず、静かにしおれるため、縁起が悪くないとされています。また、ガーベラ全体の花言葉は「希望」や「前進」であり、回復を願う気持ちを伝えるのに最適です。ただし、白や青のガーベラは避け、ビタミンカラーである黄色やオレンジを選ぶのが賢明です。
■トルコキキョウ
トルコキキョウもお見舞いにふさわしい花です。結婚式のブーケにもよく使用されるこの花は、「希望」や「すがすがしい美しさ」というポジティブな花言葉を持っています。トルコキキョウは、暖色系の色も揃っており、一重咲きの小ぶりなものから豪華な八重咲きまで、選択肢が豊富です。相手の好みに合わせて選べるのが魅力です。
■カーネーション
母の日の花として有名なカーネーションも、お見舞いに適した花の一つです。香りが控えめで、花びらが散りにくい特徴があり、年間を通じて購入できるため、いつでも贈ることができます。黄色、オレンジ、ピンクなどの暖色系のカーネーションは特におすすめです。
■その他のお見舞いにおすすめの花
ガーベラ、トルコキキョウ、カーネーション以外にも、
デイジー、マリーゴールド、スイートピー、ダイヤモンドリリーなどが、
お見舞いに贈る花として人気です。
これらの花は、見た目が華やかでありながら、
相手に負担をかけない優しさを持っています。
お見舞いに最適な花の贈り方とは?
■フラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーの活用
お見舞いで贈る花を選んだ後、どのようなスタイルで贈るかを考えることが重要です。
花束や鉢植え、生け花は、必ずしもお見舞いに適しているとは言えません。
そこで、お見舞いには、そのまま飾れるフラワーアレンジメントやハーバリウム、押し花、
プリザーブドフラワーが特におすすめです。
■フラワーアレンジメントとは?
フラワーアレンジメントは、
水を含んだスポンジを使って花をディスプレイする方法で、
花器と花が一体となっています。
水替えの手間がかからず、スポンジが乾く前に少量の水を足すだけで済むため、
忙しい方や入院中の方にとって非常に便利です。
また、花器に入った状態で贈るため、そのまま飾れる手軽さも魅力です。
■フラワーアレンジメントと生け花の違い
フラワーアレンジメントを「外国で生まれた生け花」と考える方もいるかもしれませんが、
両者には明確な違いがあります。
生け花は日本の伝統的な芸術であり、自然を模倣し、空間や季節感を大切にするスタイルです。
一方、フラワーアレンジメントは、色彩や形のバランスを重視し、装飾性が高い点が特徴です。
どちらも美しいですが、フラワーアレンジメントの方が手軽で実用的であり、
お見舞いには適しているといえます。
フラワーアレンジメントと生け花の違い
■花を飾るスタイルの違い
フラワーアレンジメントと生け花の最も大きな違いは、
「花を飾る」
という行為に対するアプローチにあります。
どちらも美しい花を使った表現ですが、その目的や手法が異なります。
■フラワーアレンジメントの特徴
フラワーアレンジメントは、器やバスケットのデザインに加え、
ラッピングに使用される紙やリボンなどにも工夫が凝らされています。
花瓶がなくてもそのまま飾れるため、開店祝い、お見舞い、記念日の贈り物として非常に人気があります。
アレンジメントは空間を花で満たし、華やかさを強調することに重点を置いています。
手軽でインパクトのあるプレゼントとして、多くの場面で利用されています。
■生け花の特徴
一方、生け花は日本の伝統的な花の芸術であり、
花の命や儚さを表現することに重きを置いています。
生け花では、花のない空間を活かし、自然との調和を計算しながら、
花や枝、葉を配置します。このため、生け花は特定の場所で展示されることを前提にしており、
移動を考慮していません。
その結果、空間そのものを美の一部として取り込む、
深い精神性を持った芸術表現となります。
フラワーアレンジメントと生け花は、それぞれ異なる美学に基づく花の表現方法です。フラワーアレンジメントは、空間を華やかに装飾することを目的とし、特にプレゼントやお祝いの場面で活躍します。一方、生け花は、花の持つ自然の美しさや儚さを表現するもので、静かな空間をより一層引き立てる芸術です。どちらを選ぶかは、贈る相手やシチュエーションによって適切に判断することが重要です。
プリザーブドフラワーとは
■プリザーブドフラワーの魅力
フラワーアレンジメントと並び、お見舞いに最適な花として人気を集めているのがプリザーブドフラワーです。水やりが不要で、生花のような瑞々しい質感を長期間保つことができるのが特徴です。このため、1年から数年近く美しい状態を楽しめます。
プリザーブドフラワーは、ドライフラワーとは異なり、色褪せや乾燥によるカサカサ感がありません。また、生花を特殊加工したものであるため、造花とも一線を画します。強い香りや花粉がないため、病院や療養中の方への贈り物としても非常に適しています。さらに、毎年新しいカラーが発表されるほど、カラーバリエーションが豊富で、贈る相手の好みに合わせた色選びも楽しめます。
■ハーバリウムとは
ハーバリウムは元々、植物標本を指す言葉ですが、現在ではガラス瓶に透明な専用オイルと共に花を封じ込めたインテリアアイテムとしても人気です。光の加減で瓶の中の花が幻想的に輝き、美しい演出をします。サイズもさまざまあり、水やり不要で、香りや花粉がないため、お見舞いの贈り物としても適しています。
■当社ぶ.る.-むについて■
会社名:株式会社 ぶ.る.-む
本社:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2丁目3−13
東京アトリエ:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2-11-3 3,4,5F
岡山アトリエ:〒703-8247 岡山県岡山市中区さい東町2-2-10
インスタグラム(押し花のある暮らし)※押し花のお教室のご案内
■当社ぶ.る.-むまでのアクセス■
電車:
東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩3分
バス:
渋谷から東急バス渋11などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
二子玉川から東急バス渋12などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
お車:
246を用賀方面へ、駒沢大学駅交差点で右折して100m
※駐車場はございません
■当社ぶ.る.-むの概要■
“あなたにとって特別なお花をどんな風に残したいですか”
人生の美しい記憶にアートにかえて、永遠に残す。
そのとき感じた幸福の象徴として、ずっとそばに置いておけたなら、
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私達ぶ.る.-むがお届けするのは、そんな一生の価値を持つ宝物です。
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フォーエバーフラワー(アフターブーケ)として、
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