花束を長持ちさせる方法とは?もらった後のケア方法を徹底解説いたします。
■本記事の監修■
ぶるーむは、ウエディングブーケやプロポーズ花束の保存加工(アフターブーケ)の専門会社です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花束やプロポーズの花束を、
特殊な押し花加工で永久的に保存をします。
※当社はアフターブーケをフォーエバーフラワー(永遠に咲き続ける花束)と表現します。
花束を長持ちさせる方法とは?もらった後のケア方法を徹底解説!
花束を贈られる機会は特別で、受け取った瞬間は誰もが幸せな気持ちになるものです。
しかし、その美しさを長く楽しむためには、適切なケアが必要です。
意外と知られていない花束の正しい扱い方を知って、
花を長持ちさせるコツを押さえましょう。
もらった後の花束の扱い方
花束を受け取ると、そのまま花瓶に入れてしまう方も多いかもしれませんが、
少し手間をかけることで花の寿命を延ばすことができます。
ここでは、花束を受け取った後の正しい取り扱い方法を紹介します。
■逆さまにしない
花束の切り口には、水を含んだペーパーやエコゼリーが使われており、水分を保持しています。花束を逆さまにすると、これらの水分が流れ出してしまい、花の間に水が入り込んで痛みやすくなります。また、水を吸い上げられなくなってしまうため、花が早くしおれてしまう原因にもなります。花束は常に上向きで、できるだけ直立した状態で持ち運びましょう。
■冷蔵庫に保管しない
特に暑い季節には、花を涼しい場所に保管したくなりますが、急激な温度変化は生花にとってストレスです。自宅の冷蔵庫は温度が低すぎ、花が凍えてしまうこともあります。花屋さんで使われている専用の冷蔵庫は10度~15度に設定されていますが、自宅の冷蔵庫は通常5度前後であり、花にとっては冷えすぎです。
■すぐにラッピングを解けない場合
職場などですぐに自宅に戻れない場合は、花束の根元のラッピングだけを外し、水に浸しておくことで、花の持ちが良くなります。その際、ラッピングペーパーを湿らせてアルミホイルで包むか、エコゼリーの袋に戻しておくと良いでしょう。
自宅での花束の取り扱い方法:長持ちさせるコツを解説
花束を自宅に持ち帰った後、できるだけ長くその美しさを楽しむためには、
適切な取り扱いが重要です。
この記事では、花束を持ち帰った後のケア方法と長持ちさせるためのコツについて詳しく解説します。
ラッピングを外す
美しいラッピングが施された花束をそのまま飾りたいと思うかもしれませんが、
ラッピングを外さないと風通しが悪くなり、花が蒸れて痛みやすくなります。
自宅に到着したら、次の手順でラッピングを外しましょう。
- リボンを解く – 花束を結んでいるリボンやテープを外します。セロテープが使われている場合は、これも取り除きましょう。
- ラッピングペーパーを外す – セロハンやペーパーも丁寧に取り外します。
- 保水ゼリーを洗い流す – 保水のためのアルミホイルやゼリーを取り除きます。ゼリーは水道水で洗い流せます。
- 束ねているひもや輪ゴムを外す – 結び目から腐敗が進む可能性があるため、茎を束ねているものも外しておきます。
切花にたっぷり水を吸わせる
花束を長持ちさせるためには、茎から葉までしっかりと水を吸わせることが重要です。
特に持ち帰った時点で保水が不十分である場合が多いので、
以下の方法を試してみてください。
■水切り
「水切り」は、花の茎を再度切り直して水分を効率よく吸収させる方法です。これを行うことで、花束の持ちが格段に良くなります。
- 良く切れるハサミを用意 – 水を吸い上げる導管を潰さないようにするため、切れ味の良いハサミを使用します。
- 茎を1~2cmカット – 水中で茎を1〜2cm切り落とします。空気中でカットすると導管に空気が入って水を吸い上げにくくなるため、水中で行うのがベストです。
- 新聞紙に包んで水に浸す – 特に元気がない花の場合は、切り口を水切りした後に新聞紙で包んで水に浸けると回復することがあります。
花束を飾る際のポイント
花瓶、フラワーベースの選び方
花瓶の選び方は、見た目だけでなく機能性も重要です。
花束に対して花瓶が小さいと、茎同士がぶつかり合い、茎が傷んでしまう原因になります。
また、茎が長すぎると花の頭が下がってしまうことも。
花の頭が大きい場合(ユリ、ダリア、シャクヤクなど)は、特にバランスを保てる花瓶が必要です。
広口の花瓶は花が倒れやすくなるため、花留めと呼ばれる道具を使って、
花を立てる工夫をしましょう。
これがない場合は、ワイヤーやビー玉、シーグラスなどを活用して安定させる方法もあります。
水の量
水道水で十分ですが、水量は適量を守ることが大切です。
葉が水に浸かると水が腐りやすくなりますので、葉は取り除きましょう。
水に浸かる葉を取り除くことで、バクテリアや細菌の増殖を防げます。
一般的に、茎の下から3~5cmが水に浸かっていれば十分です。
ただし、花の種類によって好む水の量が異なりますので、
以下のガイドラインを参考にしてください。
■たっぷりの水を好む切花
- アジサイ、シャクヤク、バラ、枝物など。これらは多めに水を入れると良いです。
■浅めの水を好む切花
- チューリップ、ガーベラ、ひまわり、球根系の花など。茎が柔らかい特徴があり、茎が腐りやすいので水を浅く張ると長持ちします。
花束に様々な種類の花が混ざっている場合は、最も短い茎の先端が水に浸かるように調整しましょう。小さな花瓶では底から3〜5cm、大きな花瓶でも10〜15cmが目安です。
花粉がついている花の場合
ユリなど花粉がついている花は、開花後すぐに花粉袋を取り除くと長持ちします。
これは受粉によるエネルギー消費を防ぐためです。
また、花粉がつくと汚れが取れにくいので、開花前に除去しておくと安心です。
切花鮮度保持材を使用する場合
切花鮮度保持材は、水中の雑菌の増殖を抑え、花を長持ちさせる効果があります。
花束を購入すると付属していることが多く、ホームセンターでも購入可能です。
使用量は水の量に応じて調整し、事前にペットボトルに溶かしておくと便利です。
飾ったお花のお世話
お花は飾ってからもお世話をすることで、その美しさを長く楽しむことができます。
特に水の管理は重要で、水替えや茎の手入れを定期的に行うことで、
花の寿命を延ばすことができます。
ここでは、飾った後の花のケア方法を紹介します。
水替え
お花を飾ったら、定期的に水を交換しましょう。
季節によって頻度は異なりますが、
基本的には水が濁りやすい夏場は1〜2日に1回、
春や秋は2〜3日に1回、冬は3〜4日に1回が目安です。
水替えの際には、花瓶の内側を洗い流し、ぬめりを取り除くことが重要です。
特に水が汚れやすい花(ひまわりやストックなど)は、
さらに頻繁に水を替えると良いでしょう。
また、水を追加する際は、継ぎ足しではなく、全量を新しい水に入れ替えることをおすすめします。
茎のぬめりを取り除く
切花を水に浸していると、茎の部分がぬるぬるすることがあります。
これは雑菌の増殖によるもので、水を吸い上げる導管が詰まりやすくなります。
水替えの際には、茎のぬめりをしっかり洗い流すようにしましょう。
枯れた葉や花の除去
枯れた花や葉は、エチレンガスを放出します。
このガスは他の花の寿命を縮めてしまうため、見つけ次第取り除くことが大切です。
花が元気を失ったとき
飾っている花がしおれてしまった場合、再度元気にする方法があります。
水切りを行い、新聞紙で包んだ後にたっぷりの水に浸けておくと、回復することがあります。
開かない蕾への対処
蕾が開かない場合、水に栄養剤を混ぜると開花を促すことができます。
また、栄養を集中させるために不要な蕾を取り除くことも効果的です。
シャクヤクなど蜜が付着している花は、蜜を拭き取ってから蕾を優しく揉むと開花しやすくなります。
大きな花束を小分けにして飾る方法
大きな花束はさまざまな種類の花が混ざっていることが多く、
どのように飾ればよいか悩むこともあるでしょう。
しかし、花の組み合わせに正解はありません。自分の好みに合わせて楽しみながら飾ってみましょう。
ここでは、簡単にできるアレンジのコツを紹介します。
同じ花をまとめる
初めての方には、同じ種類の花を集めて別々の花瓶に飾る方法がおすすめです。
花の種類ごとに分けて飾ることで、それぞれの美しさが際立ちます。
葉も一緒に生けると花が映え、より素敵に見えますよ。
同じ色をまとめる
色別に分けて飾るのも効果的です。
例えば、赤系やオレンジ系の花をまとめると統一感が生まれます。
さらに、同系色の花の中に別の色をアクセントとして加えることで、
新たな発見を楽しむことができます。
花瓶がないときの工夫
一人暮らしなどで花瓶がない場合でも、身近なアイテムを活用して花を楽しむことができます。
ここでは、代用品として使えるものを紹介します。
■マグカップ
安定感があり、おしゃれな雰囲気を楽しめます。
花の茎を短く切り、マグカップの縁に花が少し乗るようにするとバランスが良く見えます。
長い葉を垂らすと、さらに洗練された印象になります。
■グラス
ワイングラスやカクテルグラスなど、個性的なグラスを使うと一層おしゃれな雰囲気になります。
透明なガラスは花の色を引き立てます。
■ボウルや深めのお皿
キッチンで使うボウルやスープ皿も花を生けるのに適しています。
茎を短く切り、花を敷き詰めるとリゾートホテルのようなディスプレイが楽しめます。
花の飾り場所のポイント
花を飾る場所にも工夫が必要です。
ここでは、花を長持ちさせるためのポイントを紹介します。
エアコンの風が当たらない場所
直接冷暖房が当たらない風通しの良い場所を選びましょう。
エアコンの風は花を乾燥させる原因になります。
暖かすぎる場所は避ける
冬場の暖房が効いた室内は花にとって過剰な温度となり、早く枯れる原因になります。
玄関などの温度が安定した場所がおすすめです。
24時間明るい場所は避ける
切花も生きており、夜は休む必要があります。
昼間は明るく、夜は暗い場所に飾りましょう。
果物のそばは避ける
エチレンガスを発生する果物(リンゴ、アボカド、メロンなど)は、
花を早く枯らす原因となりますので、近くに置かないようにしましょう。
花束を受け取った後、適切なお手入れをすることで花の美しさを長く楽しむことができます。この記事で紹介した方法を参考にして、花を飾る際のコツや注意点を押さえ、日々の生活に彩りを加えてくださいね。花は手間をかけた分だけ、その美しさで私たちを楽しませてくれます。
■当社ぶ.る.-むについて■
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■当社ぶ.る.-むまでのアクセス■
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渋谷から東急バス渋11などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
二子玉川から東急バス渋12などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
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246を用賀方面へ、駒沢大学駅交差点で右折して100m
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■当社ぶ.る.-むの概要■
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