入籍の手続きや流れ:入籍と結婚の意味の違いについてご紹介します。
芸能人の結婚会見を見ていると、「〇月△日に、役所へ婚姻届を提出し、晴れて入籍をしました」と話している場面がありますね。
しかし、テレビやYouTubeには「入籍」ではなく「結婚」と表示されています。
このような映像を見て、入籍=結婚と理解している人や、
婚姻届を役所に提出し受理されることが入籍だと思っている人、
結婚式を挙げないことを入籍と考えている人も多いかもしれません。
ここでは、入籍の本当の意味や、入籍と結婚の違いに関する疑問をはじめ、
準備や手続き、必要書類などをわかりやすく解説します。
■本記事の監修■
当社ぶ.る.-むは、ウエディングブーケやプロポーズ花束の保存加工(アフターブーケ)の専門会社です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花束やプロポーズの花束を、
特殊な押し花加工で永久的に保存をします。
お客様の声(ショコラのブーケスタイル)※アフターブーケ押し花
※当社ぶ.る.-むはアフターブーケをフォーエバーフラワー(永遠に咲き続ける花束)と表現します。
入籍とは? 結婚と入籍の正しい意味を知ろう
結婚の決定は、普段は気にしていなかった「入籍」や「結婚」、「婚姻」という言葉を急に身近に感じさせます。
特に結婚式を挙げないカップルがよく使う「入籍」という手続き。
しかし、「入籍=結婚」と思っていると、その認識が間違っていることもあります。
ここでは、「入籍」と「結婚」、それに伴う「婚姻」の意味について解説します。
入籍、結婚、婚姻の意味と英語表現
まず、「入籍」「結婚」「婚姻」の意味や英語表現を辞書で確認してみましょう。
- 入籍:「結婚・養子縁組で別の戸籍に入る(入れる)こと」を意味し、英語では「entry in family register」
- 結婚:「男女が正式の夫婦関係を結ぶこと」を意味し、英語では「marriage」
- 婚姻:「結婚すること(法律上の用語として使う)」を意味し、英語では「marriage」
「入籍=結婚」と捉える人が多いですが、言葉の意味を見ても、
この認識は必ずしも正しいとは限りません。
入籍とはすでに存在している戸籍に誰かが入ることを指し、
主に養子縁組などで使われます。
例えば、離婚経験のある男性の場合、自身の戸籍がすでに存在しているため、
バツイチ男性と女性が結婚する場合は「入籍」と表現しても問題ありません。
一方、初婚同士のカップルが役所に婚姻届を提出・受理されて「結婚」する場合、
それまで属していた戸籍(一般的には親の戸籍)から外れて、
新しい戸籍が作られるため、「入籍」という表現は誤りです。
相手が再婚男性で結婚式を挙げない場合でも、ふたりが婚姻関係を結ぶのであれば「結婚」と表現するのが正しいです。
入籍と結婚の意味や使い方のポイント
- 入籍と結婚の意味はイコールではない
- 初婚同士のカップルは、ふたりの新しい戸籍が作られるため「入籍」とは言わない
- 再婚の男性は既に自分の戸籍があるため、バツイチ男性と初婚の女性が結婚する場合は「入籍」と言ってもOK
- 婚姻届を提出・受理されたら「結婚した」ことになります
- 結婚相手が再婚でも、再婚同士でも、挙式・披露宴を行わなくても、ふたりの結婚を報告する際は「結婚しました」が正解
- 結婚式を挙げても婚姻届を提出していない場合は「結婚していない」ということになります
まとめ
「入籍」と「結婚」の違いを正しく理解することで、ふたりの新しい生活の第一歩をスムーズに迎えることができます。
入籍とは戸籍上の手続きであり、結婚はその手続きも含む広い意味を持っています。
婚姻届を提出することが正式な結婚の始まりであり、結婚式の有無にかかわらず、法律上の手続きを完了することが大切です。
これから結婚を迎えるカップルは、正しい知識を持って、スムーズな結婚準備を進めていきましょう。
入籍(結婚)の手続き前に準備しておきたい必要なコト・モノとは?
結婚に向けた手続きには、いくつかの重要なステップと必要な書類があります。
ここでは、婚姻届の提出までに必要な準備について解説します。
婚姻届の提出日までに必要なものを漏れなく揃えておきましょう。
入籍日を決める
入籍日(婚姻届を提出する日)は、ふたりにとっての結婚記念日となります。
この日を記念日や誕生日、お日柄の良い日など、さまざまな基準で選ぶことができます。
お日柄で選ぶ場合は、仏滅を避け、「大安」や「一粒万倍日」など縁起の良い日を選ぶと良いでしょう。
希望の入籍日が土日や祝日で役所が休みの場合でも、
時間外窓口が設けられていることが多いので、事前に確認してみてください。
婚姻届
婚姻届は、全国の市区町村の役所・出張所の戸籍課で無料でもらうことができます。
身分証明書は不要ですが、書き損じに備えて数枚もらっておくと安心です。
戸籍謄本(戸籍抄本)
戸籍謄本はその戸籍に入っている人全員の身分事項を証明するもので、
戸籍の原文をコピーしたものです。戸籍抄本は戸籍の一部分だけを抜粋したものです。
婚姻届を提出する市区町村に本籍がない場合、
夫と妻それぞれの戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)または個人事項証明書(戸籍抄本)が必要です。
迷った場合は戸籍謄本を用意しておくと安心です。
もらえる場所は? 戸籍謄本(抄本)は、本籍地の役所・出張所などで取得できます。
市区町村によってはマイナンバーカードを利用してコンビニのキオスク端末(マルチコピー機)で出力もできます。
発行手数料は1通450円です。本籍地が遠方の場合、郵送やインターネットでの発行申請も可能ですが、
1~2週間かかることがあるため、余裕を持って手配しましょう。
旧姓の印鑑
婚姻届に押印した旧姓の印鑑は、役所での提出時に不備があった場合、
訂正印として使用するため持参しましょう。
身分証明書
婚姻届を提出する際には、ふたりの本人確認書類が必要です。顔写真付きで1点の提示が必要なものは以下の通りです。
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降発行のもの)
- 旅券(パスポート)
- 住民基本台帳カード(写真付きのもの)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 官公署発行の身分証明書(写真付きのもの)
結婚するふたりのどちらかが未成年の場合
未成年者の婚姻には父母(両親)の同意書が必要です。
同意書の雛形は役所でもらうことができます。
まとめ
結婚の手続きには多くの準備が必要ですが、あらかじめ必要な書類や手続きを把握しておくことでスムーズに進められます。
入籍日はふたりの新たなスタートを象徴する日であり、慎重に決めることが大切です。
また、婚姻届の提出に必要な書類をしっかり揃えておくことで、手続きが滞りなく進むでしょう。
結婚という新しい一歩を踏み出すために、これらのポイントを押さえて準備を進めてください。
入籍・結婚・結婚式までのスムーズな流れ
結婚が決まったら、次に進むべきステップを知っておくことが大切です。
ここでは、結婚の決定から親への挨拶、式場探し、両家顔合わせ、そして入籍までの流れを詳しく紹介します。
スムーズに進めるための参考にしてください。
親への挨拶
結婚の意思が固まったら、最初に行うべきはお互いの親に挨拶をすることです。
通常は女性の親への挨拶から始めます。丁寧に順序を踏み、失礼のないように進めましょう。
式場探し
次に進むのは式場探しです。ゲストハウス、ホテル、専門式場、レストランなど、
希望の会場タイプや費用、招待ゲストの人数、挙式エリアを考慮しながら選びます。
具体的なイメージが固まっていない場合や、費用を抑えたい場合は、
式場探しのプロに相談するのも一つの手です。
結納・顔合わせ
結納を行う場合や、結納を行わない場合でも、両家が一堂に会して食事会をすることが一般的です。
この場で両親同士が顔を合わせ、結婚式の場所や新婚旅行、新生活について話し合います。
また、このタイミングで婚姻届の証人のサインを親にお願いする場合は、
事前に印鑑の持参をお願いしておきましょう。
入籍・結婚式
婚姻届を役所に提出し受理されると、正式に結婚が成立します。
入籍と結婚式をどの順番で行うかはカップルによって異なります。
たとえば、赤ちゃんを授かったので結婚式よりも先に入籍する場合や、記念日に合わせて入籍する場合、
挙式日と入籍日を同日にする場合など、ふたりの希望を大切にしながら決めると良いでしょう。
まとめ
結婚の準備は、多くのステップと手続きを伴います。
親への挨拶、式場探し、結納・顔合わせ、そして入籍と結婚式。
これらのステップをしっかりと計画し、順序よく進めることでスムーズな結婚準備ができます。
特に入籍日はふたりにとって特別な日となるため、慎重に決めることが重要です。
また、婚姻届の提出には必要な書類が多いため、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。
この記事が、これから結婚を控えるカップルの皆さんの参考になれば幸いです。
入籍(結婚)しないとどうなる?
結婚式を挙げても入籍しない場合の影響
結婚式を挙げて一緒に暮らし始めても、婚姻届を提出し受理されない限り、
正式には「入籍していない」ことになります。
この場合、周囲に結婚を報告していても法律上は結婚していないため、
「事実婚」となります。
この状態では、夫や妻を「内縁の夫」「内縁の妻」、または「パートナー」と呼ぶことが一般的です。
事実婚のメリットとデメリット
日本では現在(2022年5月時点)、夫婦別姓が認められていないため、
仕事で姓が変わるのを避けたい場合など、事実婚を選ぶカップルもいます。
しかし、事実婚にはいくつかのデメリットもあります。
事実婚のデメリット
- 配偶者控除や扶養控除が受けられない:税制上の優遇措置が適用されません。
- 入院・手術の同意書にサインできない:配偶者としての法的な権利がないため、緊急時に対応が難しくなります。
- 遺産相続や生命保険の受取ができない:法的に認められた配偶者ではないため、相続権がありません。
- 子どもが母親の戸籍に入る:父親との法的な親子関係が認められないため、後々問題が生じる可能性があります。
仕事上の姓の変更を避ける方法
結婚により戸籍上の姓が変わることが仕事に不便をもたらす場合、
職場で旧姓を使い続けるなどの方法もあります。
このように、入籍する・しないを含めて、ふたりにとって最適な選択を慎重に考えることが大切です。
まとめ
入籍の意味や手続きについて解説しましたが、いかがでしたか?
結婚に際して「入籍」の意味を正しく理解し、必要な書類や手続きの流れを把握しておくことが大切です。
入籍の手続きは順序よく進めれば難しくありません。
また、入籍するかしないかなど、ふたりにとって最適な選択を見つけて、幸せな結婚生活をスタートさせてください。
■当社ぶ.る.-むについて■
会社名:株式会社 ぶ.る.-む
本社:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2丁目3−13
東京アトリエ:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2-11-3 3,4,5F
岡山アトリエ:〒703-8247 岡山県岡山市中区さい東町2-2-10
インスタグラム(押し花のある暮らし)※押し花のお教室のご案内
■当社ぶ.る.-むまでのアクセス■
電車:
東急田園都市線「駒沢大学駅」より徒歩3分
バス:
渋谷から東急バス渋11などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
二子玉川から東急バス渋12などで、駒沢大学駅前下車、徒歩3分
お車:
246を用賀方面へ、駒沢大学駅交差点で右折して100m
※駐車場はございません
■当社ぶ.る.-むの概要■
“あなたにとって特別なお花をどんな風に残したいですか”
人生の美しい記憶にアートにかえて、永遠に残す。
そのとき感じた幸福の象徴として、ずっとそばに置いておけたなら、
とても素敵だと思いませんか。
私達ぶ.る.-むがお届けするのは、そんな一生の価値を持つ宝物です。
ウエディングブーケや記念の花束など、
特別に愛おしい花々を世界にひとつの押し花アートとして生まれ変わらせます。
フォーエバーフラワー(アフターブーケ)として、
あなただけのアートを製作し、お届けします。