ブライダルローンとは?メリット・デメリットの基礎についてご紹介します。
ブライダルローンとは、結婚式や新婚旅行などの費用をカバーするために提供されるローンのことです。
「貯金はないけど結婚式を挙げたい」「結婚式にこだわりたい」というカップルにとって心強い味方です。
しかし、実際に借りる際には、「審査は厳しいのか?」「金利は高いのか?」など、
疑問が多いことでしょう。
そこで、ファイナンシャルプランナーに、
ブライダルローンの基本から審査内容、金利ごとの返済シミュレーションまで詳しく教えていただきました。
■本記事の監修■
ぶるーむは、ウエディングブーケやプロポーズ花束の保存加工(アフターブーケ)の専門会社です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花束やプロポーズの花束を、
特殊な押し花加工で永久的に保存をします。
※当社はアフターブーケをフォーエバーフラワー(永遠に咲き続ける花束)と表現します。
ブライダルローンとは?
ブライダルローンの基本
ブライダルローンとは、結婚にかかるお金を一括で借りられるローンです。
挙式・披露宴、婚礼衣装、結婚指輪、新婚旅行、家具・家電、住宅の入居など、使い道を結婚資金に限定しているため、
低金利で借りられるのが特徴です。
カードローンとの違い
一方、使い道を限定せずに自由にお金を借りられるのが「カードローン」です。
クレジットカードやキャッシュカードを使用して、一定の限度額までは何度でも借りられます。
結婚式場によっては支払い方法が「前払いのみ」で、ご祝儀をもらう前に支払う必要があるところも多いため、
ブライダルローンを利用するカップルが少なくありません。
ブライダルローンとカードローンの違い【メリット&デメリット】
ブライダルローン:メリット
- 金利が低い
- 結婚式場が提携するローンの場合、直接式場に振り込まれる
- 借りる金額を自分で設定できる
- 資金使途が限定されているため、借りすぎを防ぐことができる
ブライダルローン:デメリット
- 結婚資金に限定されている
- 提出書類が多い
- 申し込みから融資まで時間がかかる
- 所得が不安定な場合、審査が通りにくい
- 多めに借りておくことができない
- 追加融資を受けられない
カードローン:メリット
- 結婚資金以外にも借りられる
- 必要書類が少ない
- 申し込みから融資までの時間が短い
- 限度額内なら何度でも借りられる
- 新規契約や借り入れから30日間無金利のところもあり、ご祝儀で一括返済が可能な場合もある
- コンビニやATMで返済できる
カードローン:デメリット
- 金利が高い
- 自分で振り込む返済方法の場合、延滞の危険性がある
- 何度でも借りられるため、つい借りすぎる
ブライダルローンの審査内容
ブライダルローンはカードローンに比べて審査が厳しめです。
審査基準はローン商品によって異なりますが、共通して言えるのは「安定した収入があること」が大前提です。
また、年齢はほとんどの場合「満20歳以上」が条件ですが、親が審査を通る条件を満たしていれば親の名義で借りることができます。
審査に落ちやすいケース
- 年収が低い
- 勤続年数が短い
- 在籍確認(勤務先への電話確認)ができない
- 信用情報の内容が良くない(過去に延滞がある、カードを多く持っている、他社からの借り入れがあるなど)
カードローンの影響
カードローンを契約していると、実際に借りていなくてもその限度額を借りていると見なされます。
他のローンの審査に影響することがあるため、チェックしておきましょう。
ブライダルローンの金利の相場
ブライダルローンの金利は約3〜10%と金融機関によって差があります。
上限金額は300万〜500万円程度が一般的で、金額によらず金利が一律なのが特徴です。
対して、カードローンの金利は1.8〜18%台と幅が大きく、借入額が上がるほど金利が下がるのも特徴です。
一般的に300万円の借り入れで約7〜8%台です。
繰り上げ返済手数料
ローン商品を選ぶときは、金利だけでなく繰り上げ返済手数料もチェックしましょう。
家計に余裕があって多めに返済できるとき、
手数料がないと予定より早く完済できるかもしれません。
ブライダルローンの返済シミュレーション
返済シミュレーション
ブライダルローンを借りた場合の返済について解説します。
例えば、100万円を借りて3年で返済する場合、
300万円を5年で返済する場合のシミュレーションを見てみましょう。
- 100万円を3年で返済: 月々の返済額は約29,200円、総返済額は約1,051,200円(金利3%の場合)。
- 300万円を5年で返済: 金利3%の場合、利息は約23万円、5%の場合は約40万円、7%の場合は約56万円。
金利の影響
借りる金額が大きいと、金利の違いで総返済額が大きく変わります。
少しでも低金利のローンを選び、短期間で返済するのが理想です。
まとめ
ローンを借りる際は、今後の家計をしっかりと考えることが重要です。
結婚費用のローンは新婚生活のうちに「返済」という負担が加わるため、
結婚式の費用を抑える方法やローン以外に頼れる資金を検討しましょう。
ローンを利用する場合は、たくさんのローン商品を比較して、低金利で繰り上げ返済がしやすいものを選びましょう。
計画的に資金を調達し、素晴らしい結婚式を実現してください。