【押し花の作り方】押し花の“やり方”と押し花の手作りDIY

2022.06.20 / Bloom

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

1997年、大切なお花を押し花にして残せることが知られていない頃、

ぶるーむは誕生しました。

わたし達は創業以来25年間、アフターウエディングブーケ手作りで押し花アートにデザインをして、

時間の流れにつれて深い風合へと変化してゆく姿を楽しめる作品をお届けしています。

 

本記事は、こんな方々に読んで頂きたいです!

・押し花を知りたい方

・押し花の作り方を知りたい方

・押し花にするまでの過程を知りたい方

 

今現在、ぶるーむでは“プレ花嫁さま”と“卒花嫁さま”を対象とした「オンラインセミナー」を企画中です。開催をする際は、本ホームページでご案内いたします。

以下より会員登録をしていただくと優先してご案内をいたします。ぜひ、よろしくお願いします。

会員登録はこちらです!

 

ぶるーむのインスタグラムはこちらです!

ぶるーむのギャラリーはこちらです!

ぶるーむのオンラインストアはこちらです!

押し花アート(アフターウエディングブーケ)のお教室はこちらです!

アフターウエディングブーケ(フォーエバーフラワー)ができるまではこちらです!

【2022】ぶるーむの新商品はこちらです!

 

目次

【押し花とは】技術の発展に伴い、表現方法も多種多様に広がる

押し花とは、お花やグリーンなどを押して乾燥させたものをいいます。

幼い頃、四つ葉のクローバーを本に挟んで押し花にしたこともあるかもしれません。

小学校の授業で押し花作りを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

技術の発展に伴い、昨今の押し花は押し花専用の道具や材料でとても美しい押し花が出来るようになりました。

そして、表現方法も多種多様に広がっています。

さらに、簡単ハンドメイド(手作り)ができるDIキットも増えてきています。

 

□時代とともに、素晴らしい進化を遂げている押し花の技術力と職人技

昨今、押し花の技術は素晴らしい進化を遂げています。

お花を乾燥させ保存保管するやり方も多岐に渡り、

ぶるーむはあらゆるお花やグリーンを押し花にすることができます。

わたし達は押し花を“花材”と呼んでいますが、花材を重ねる順番、バランス良く配置する工程、

一つのお花に仕上げる技術等、職人と呼ばれる分類に分けられるほど、

たくさんの知識と経験が必要とされるのがプレストフラワー(押し花)アートです。

 

□UVでアクセサリーやネイル、スマホケースにして楽しむこともできます

押し花が醸し出す魅力は、自然の美しさを色鮮やかにデザインできることです。

お花やグリーンを平面状に乾燥させ、素材として押し花ネイル、

スマホケース、アクセサリー、しおり、小物ケース、額縁、御朱印手帳、

メッセージカードにデザインをして楽しむことができます。

そして、一輪の小さなお花(パーツ)の作品や、複数種類のお花をたくさん並べて、

まるで絵画のような作品をつくることだってできます。

 

□DIYで、四季折々のお花の美しさを残すことができます

押し花は自然が育んだ彩りや、繊細な姿を永く楽しませてくれます。

押し花が描く手作りのインテリアは、風と光を取り入れたい空間には最適なアートです。

わたし達ぶるーむは、押し花ネイルやスマホケース、アクセサリーを小型作品。

ウエディングブーケや花束の押し花アートを大型作品と呼んでいます。

春夏秋冬、お花の可憐な額や凛としたグリーンを感性そのままに、

クリエイティブな押し花アートは壁面やお部屋のコーナーに素晴らしい演出を施してくれるでしょう。

 

□押し花の歴史:はじまりはハンドメイド標本 ~ヨーロッパと日本の違い~

西暦1500年時代、ヨーロッパの生物学者が植物を研究する上で

お花やグリーンを乾燥させ標本にしていたのが押し花のはじまり。と言われています。

ヨーロッパ各国の女王も押し花を愛好し額装した作品をお部屋に飾っていた記録も残っているそうです。

もともと、ヨーロッパは乾燥しがちな土地柄。そんな土地だからこそ、

押し花はつくりやすく、工芸や趣味として親しまれるようになった背景もありました。

そして、日本では江戸時代の頃、押し花帳が押し花のはじまり。と言われています。

園芸が流行し、様々な植物のコレクションをするようになったのが押し花帳です。

日本はヨーロッパとは違い、湿度が高く乾燥しづらい土地柄。

その環境を逆手に取るように押し花の技術が発展し、

押し花を絵画のように芸術として楽しむ人々が増えて来たと言われています。

 

□【押し花とは】押し花の楽しみ方&作り方をご紹介

イメージする作品をつくるためにお花や材料を求めることは楽しみの一つです。

日頃からお花にふれ合い美しい花が見つかれば、

労を惜しまず押し花にして大切に保管しておくと便利です。

新鮮な花材選びが美しい押し花をつくる第一条件ですから、お花やグリーンを求めて歩くことから

押し花の作品づくりが始まるといってもよいでしょう。

お花屋さんで買うのが最も手軽な方法ですが、街路樹の根元や道ばたにも、

ひっそりと花をつけているグリーンを見かけて思いがけない風情に、

新たな感動を覚えることがあります。

押し花の楽しさがこんなところにもあると思うこともしばしばです。

 

□押し花の作り方&方法 ~お花を育てる~

ベランダや庭のプランターにお花を咲かせることも新鮮な花を求めるひとつの方法です。

開花を待ってすぐに切ることは惜しい気もしますが、

ぜひ欲しいお花を種や球根から育てることは花の生育状態や花芽のつき方などを観察するのに役立ちます。

宿根の花などは毎年同じ季節に芽を出して、

自然の営みの素晴らしさを感じさせる別の楽しみ方もあります。

開花して間もなくの花を切り、露などは丁寧にふき取り、処理をしてから押すようにしましょう!

 

□押し花の作り方&方法 ~お花屋さんで買う~

少し季節が外れていてもお花屋さんには綺麗な花がそろっています。

でも、古いお花か新しいお花か見分けがつきにくいから困ります。

新しい花は花芯の色が生き生きしています。古いものは粉っぽくなり、

つぼみも勢いがないのですが、お花屋さんに新しい花をそっと尋ねてみてください。

特に冷蔵庫で長く保管された花は、美しい発色の押し花にはならないので気を付けてくださいね。

お花屋さんで花を買う際は花材を痛めないように花の部分はゆとりをもって包装してもらってください。

花粉の多いユリなどは、しべをちり紙で包み花粉が花びらにつかないように持ち帰ってくださいね。

 

【押し花の作り方】お花を求めてパーツや材料を採集する方法

野山に花やグリーンを求めて歩くことは珍しい花との出会いがあったり、

見事な群落を発見したり、野草や山草の環境を知ることもできて楽しみもひとしおです。

 

□パーツや材料を採取する方法① ~採取に適した天候~

雨のあと23日が経過した晴天の日がオススメです。

どうしても雨の中で採取しなければならない時は傷のない花やつぼみを選び、

ティッシュペーパーなどで水気を丁寧にふき取ってください。

筒状の花や、複雑な形の花は隅々まで水分がたまっていないかどうかを確認してください。

 

□パーツや材料を採取する方法② ~採取に適した時間~

ツユクサなど早期に咲くお花は、それに合わせて朝早くがオススメです。

昼ごろにはかなり老化してしまい美しい色や形が得にくいからです。

夜8時ころに咲くマツヨイグサなどは夜に咲いたころがオススメです。

咲く時間に合わせて採取するようにしてください。

 

【押し花の作り方】お花の選び方 ~5パターン~

お花の選び方について、5パターンが考えられます。

ひとつひとつご説明します。

 

□パターン1:開花したばかりのお花を選びましょう!

開花したばかりの傷のないものがいちばんです。

花が咲ききって花びらがくるっと反り返っているものは、

色が残っても形のよいものができないからです。

 

□パターン2:埃を丁寧にふき取りましょう!

道路わきの埃をかぶった花は美しい色が出にくいです。

やむを得ない場合は湿ったやわらかい布やティッシュペーパーで丁寧にふき取ってください。

 

□パターン3:虫は取り除きましょう!

花びらや葉の裏、花芯や萼の間に虫がついていないか確かめてください。

他の花材にまで虫が移ってしまう場合があるからです。

 

□パターン4:茎の線や花びらが整った形のものを選びましょう!

やたらと摘んであとで選別をするのではなく、茎の線や花びらが整った形のものを

選ぶようにしてください。

残した花は種をこぼし、また来年も楽しませてくれます!

 

□パターン5:旬のものを選びましょう!

旬のお花は美しく、時季の終わりのものはやはりくだびれています。

風情としてはおもしろいかもしれませんが、生き生きとしたお花を選ぶようにしてください。

【押し花の作り方】採取前と採取後に意識してほしいこと

自然環境や生育状態の観察がオススメです!

山や人里、水辺などはもちろん、日陰や日向、周囲の植物なども見ておくのがオススメです。

デザインによってはこれらと関係なくお花の造形美のみを追求する場合が多数だと思いますが、

環境を知ることはとても大切です。

そして、生育状態も観察をしましょう!

直立して生えているもの、傾斜しているもの、地面にはったり、たれ下がったり、

何かに巻き付いて曲線を描いている茎など、メモやスケッチ、カメラで記録しておくのもオススメです。

 

□採取後、持ち帰る際にオススメの4つの方法!

小さい花や弱い花びらのものは、現地で下処理をして携帯押し花器などで押すのが最善ですが、

それができない場合は以下のようにしてください。

 

□オススメの方法1:ちり紙と本を持参して持ち帰る

乾燥シートにはさんで持ち帰るのが便利ですが用意がない時は、

ちり紙で平らに包んで本やノートにはさみ、

帰ってからちり紙のまま押し花器に入れるようにしましょう。

直接的に本にはさんで持ち帰り、それをピンセットでつまんで押し花器に移しかえたりすると、

花弁がよれよれになってしまうからです。

 

□オススメの方法2:黒い大きなポリ袋と新聞紙を持参して持ち帰る

光を通さない黒い大きなポリ袋の底に、ぬれた新聞紙をかたく絞って入れて、

その上に採取したお花やグリーンを入れて風が当たらないように袋の口を閉じてください。

袋の口から花やグリーンが出ているとしおれてしまいます。

 

□オススメの方法3:箱を持参して、水ごけを敷き詰めて持ち帰る

花と花がすたれて痛むようなときは、箱にぬれた新聞紙や水ごけをしき、

その上に花を立たせるようにしてください。そして、ポリ袋に入れて持ち帰るのがオススメです。

 

□オススメの方法4:涼しい環境で持ち帰る

花の入ったポリ袋は長時間日光に当てて温度が上がると、花が蒸れてしまいます。

できる限り涼しい環境で持ち帰る工夫をしてください。

車の場合はトランクよりも冷房のきく室内の足元など、安定したところがオススメです。

 

【押し花のプロが伝える】押し花の作り方 ~花の押し方~

自然の色をそのまま残す押し花のコツは、

新鮮な花材を使ってできるだけ早く植物の水分を除くことです。

 

□押し花の作り方:脱水を促す ~乾燥剤シリカゲルの役割~

小さい草花や細い茎の植物はそのまま押せますが、

太い茎や房状のお花、八重咲きの花などは、押す前に脱水を早めるための適切な処理をします。

脱水が遅れると腐敗して茶色っぽい押し花になってしまうからです。

乾燥剤シリカゲルは脱水を早める作用がありますので、オススメです。

 

□押し花の作り方:脱水を促す ~乾燥剤シリカゲルの分量~

乾燥剤シリカゲルの量が充分であることは重要なポイントです。

お花を5本押す場合と10本押す場合とでは、シリカゲルの量は倍違います。

また、花材によって茎の太いもの、細いもの、花が2輪のもの、5輪のものとまちまちです。

したがって1本の花材でも含んでいる水分の量がたいへん違いますので、

このことを考えてシリカゲルの量を増減しましょう。

 

□押し花の作り方:脱水を促す ~乾燥剤シリカゲルの目安~

身近な箱などで押す場合、スイートピー5本で約100g200gのシリカゲルが適当ですので、

これを目安にしてみてください。

シリカゲルが少なすぎてお花をダメにすることはあっても、多すぎてお花がダメになることはありません。

 

【押し花の作り方】押しやすいお花&押しにくいお花

押し花をつくる上で、押しやすいお花と押しにくいお花があります。

シモツケ、スズメノエンドウ、チゴザサなどは、分解せずにそのまま押すことができます。

そのまま押せないお花は、チャイブ、ハハコグサ、バラなど、

花びらが重なっている特徴をもつお花は分解をして押します。

 

□押しやすいお花:ビオラ、パンジー、ワスレナグサ、ミモザなど

一重の花や平面的なお花、細い茎、網状脈の葉は、

そのまま押すか茎をそいだり縦わりにするだけで美しく押すことができます。

例えば、パンジー、ビオラ、マーガレット、コスモス、ワスレナグサ、エニシダ、シバザクラ、シダ、ミモザなどです。

 

□押しにくいお花:フリージア、スイセン、アヤメ、カーネーションなど

バラなど八重咲のお花、筒状の花やラン類、菊のような立体的なお花、

厚みのあるお花や平行脈の葉などは充分に下処理をしないと綺麗に乾燥できないです。

例えば、デンドロビューム、カトレア、キク、バラ、カーネーション、アイリスなどです。

 

【押し花の作り方】お花によって異なる適切な重石

植物によって重石が軽すぎてお花が縮んだり、

重すぎてお花がビリビリに破れてしまうことがあります。

アサガオやツユクサのように薄い花びらのものを軽い重石で弱圧にして、

チューリップのような厚い花弁のものはやや重い重石にしてください。

また、押している最中に外気や湿気が入ると脱水が遅れてしまいますので、

ビニールなどで密閉がオススメです。

そして、押し花圧になるものとしては電話帳、ブロック、太い図鑑などを使います。

シリカゲルや乾燥シートで脱水させるので平均3~4日の乾燥期間が必要です。

冬はさらに日数がかかる場合があります。

 

□お花を押す器具:電気押し花器

電気の熱で植物の水分を取り除くため、四季を問わず、ほとんど半日程度で乾燥するので便利です。

 

□お花を押す器具:乾燥シート

シリカゲルと同じ用い方で、厚紙状の乾燥シートで押し花を脱水させます。

持ち運びが簡単で非常に便利です。

 

□お花を押す器具:アイロン

熱に強い花に限って、アイロンで乾燥させる方法があります。

キキョウが代表的なお花です。ひとつひとつ仕上げるので手間がかかりますが、

少数の花やグリーンが不意に欲しいとき、すぐにできて便利です。

 

【押し花加工専門企業】25年前に、株式会社ぶるーむは誕生しました。

1997年、

大切なお花を押し花にして残せることが知られていない頃

不思議な出会いにより本で紹介されたことから、ぶるーむは誕生しました。

ぶるーむのアトリエでスタッフが最も大切にしていることは、

幸せの日に手にした花嫁の感動を想いながら、

お花ひとつひとつをどこまでも丁寧に取り扱うことです。

また、記念品としてだけでなく、

インテリアとして自分がお部屋に飾りたくなるかどうかということ。

そして、時間の流れにつれて深い風合いへと変化してゆく姿を楽しめる世界に

たったひとつだけの作品をお届けしていきます。

花束を贈られた人も、贈った人も、幸福になれる

ぶるーむの“Forever Flower”

あなたの人生に、永遠に咲き続ける花束を。

アフターブーケは他社さまの商標です。

わたし達ぶるーむは、Forever Flowerと表現しています。

 

アフターウエディングブーケは、全て手作りでお花を紡いでいます。

ぶるーむのアトリエではウェディングブーケの花々に新しい命を吹き込むように、

全て手作業で丁寧に製作しています。

花を封じるのではなく立体的に額や器の中で生き続けるように、

一枚一枚の花びらと向き合い、ゆっくりと時間をかけて加工いたします。

花自身の持つ自然の動きや色味を生かし、

ブーケの持つ魅力を生かすデザイン性の高い作品は、

ぶるーむが大事に続けてきた魅力のひとつです。

10年以上のスタッフも多く携わり、

積み重ねてきた職人の技術と感覚でオートクチュールのように1つ1つ仕上げていきます。

 

押し花の作り方:インテリアとしてのこだわり

ぶるーむは、トータルなものづくりを目指しています。

マウント装飾と呼ばれる額回りの装飾と額装に徹底的にこだわるスタイル、

厳選されたデザインの額に、お花を合わせることで、

よりエレガントで上質な輝きを放ちます。

新生活を明るく彩ってほしい、大切な記念だからこそ、

インテリアとしても10年後、20年後、100年後も長く愛していただける作品をお届けしたい。

どうぞ、お二人らしいファーストアートをセレクトしてください。

 

株式会社ぶるーむ:創業者の想い

スイスを初めとする数カ国にわたる海外生活のなかで培った

インテリアや美術などに対する感性をベースに、

帰国後はブーケアレンジを学び、インテリアコーディネーターの資格を取得しました。

その後、沢山の想いがこめられたブーケや記念の花束を、

その時の思い出とともにフォーエバーブーケにして残したい、

そしてインテリアの一部として部屋の中に飾り、

その後の時を共有できればという想いで、

プレストブーケ製作会社「ぶ.る.-む」を1997年に設立しました。

小さなアトリエからスタートし、20年目を迎え、

400を超えるフラワーショップや プロデュース会社でのお取り扱いと、

年間15000件を超えるご注文をいただけるまでになりました。

1998年から開講している「プロ養成押し花講座」では、

少人数制による基礎はもちろんのこと、

オリジナル性を重視したカリキュラムにより

ぶ.る.ーむの世界感を表現する人材を育てております。

時の流れと共に家族が増え、リビングに置かれる写真立てが一枚一枚増えていく。

その横に飾られたフォーエバーブーケも空気を含み色を深く変えていく。

皆を守り、共に時を刻んでいくようなインテリアに溶け込むアートをお届けしたいと思っています。

 

ぶるーむのインスタグラムはこちらです!

ぶるーむギャラリーはこちらです!

ぶるーむのオンラインストアはこちらです!

アフターウエディングブーケ(フォーエバーフラワー)ができるまではこちらです!